知らないと損するお金の勉強【消費者ローン、クレカローンの利息は人生の足枷になるから絶対しないように!】
はじめに
今回の記事ではローンや借金について、娘たちに伝えたいということを記事にしています。
お金を借りることは悪いことではないが、借りる際のシミュレーションや、あらゆることを想定して返済が可能かどうかは考えたでしょうか?
また、借りる時の返済金利がどのくらいの%なのか?そのパーセンテージはどれだけ負担がキツいか考えただろうか?今回は前もってお伝えするが、お金は借りすぎない方がいい。なぜなら人生の足枷(あしかせ)になってしまうからだ。
この内容を読んでぜひ一緒に勉強していきましょう。
※この記事は過去の記事をリライトしていますので、情報が古い可能性がありますが、考え方自体は変わらないので、リアルタイムに活かすことができると思います。
最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
それではいきましょう。
自己紹介はこちら↓
ローンの種類を大まかに知ろう
まず人生の最初に出会うローンは【奨学金】だろう。そして、マイカーローン、住宅ローン、学資ローンなどという順で人生の至る所にローンや借金ができる場面はたくさんある。
そんなローンを大まかに見ていこう。
2021年現在の貸金業法など(ローンに関する法律)では10万円未満は20%まで、10〜100万円までは18%、100万円以上では15%という上限金利が決められています。
これは消費者をローン地獄から守ための法律と言えますが、二桁を超える利率での借金はとてつもなく負担になるので、注意してください。
収支の計算はできているか?
では、その『買いたい』を叶えるために『ローン』という飛び道具を使って叶えていくわけですが、収支の計算はできているでしょうか?
私は社会人になりたての頃『営業マンはいい時計をしておくべきだぞ』という上司にそそのかされて、ローンを組んで時計を買ってしまっていました。
その時の金利は0%だったのですが、例えば50万円の時計を金利4%で24回払いのローンを組んで買うとなったらどのような内訳になるだろうか?
毎月の支払いは21,700円で総額に対する金利は21,100円だ。
50万円に対して21,100円しかないのであればこれは安いとみるかも知れないが、その2万円は支払わなくても良かったお金ですよね?
こんなことを毎年買って、20回も30回もローンを利用していたら、月給1ヶ月分が無駄金になっていることに気付いて欲しい。
そして、例えば30万円という無駄な利息を払っているのであれば、それは30万円という価値だけではなく将来の100万円に匹敵する価値を無駄にしている可能性もあるので、できるだけローン金利は抑えなくてはいけないと思う。
だから、ローンを組む時にはよく考えて、お金を借りてまで買う必要があるのか?ということを検討してほしい。
本当にそのローンは必要なのか?
今度はそのローンは本当に必要なのか?ということを考えていきたい。
基本的には毎月のお給料や収入、貯蓄以上の買い物をするとなると、あまりふさわしくない買い物であることが多い。
例外としては住宅の購入です。
住宅は貯蓄してから買うよりはライフステージ(人生の段階)に応じて買う必要が出てくるかもしれない。
だから、住宅を買う時も色々情報収集をして、できるだけ安く、できるだけ低金利なローンを組むことをオススメしたい。
次に車だ。
群馬県に住んでいるのなら車は生活の一部なので、なくてはならない移動手段です。
だから必要ではあるが、そこも収入とよく相談して購入をしてほしい。収入と支払いの比率に関しては後述するので、一緒に考えていこう。
次に、結婚式やパソコン、家具、家電など10万円を超えてくる出費をする場面では『ローンでもOK』という案内があるだろう。しかし、これも身の丈にあったローンを組んでほしい。
というかマインドセットを『ミニマム』にしておいた方がいいと思う。
例えば、家具や家電を半年おきに買える収入があるだろうか?結婚式は盛大にやりたいかもしれないが、その式の本質としては『お祝いとおもてなし』で、盛大に行うこととは意味合いがズレてきてしまう。
だから結婚式も『お世話になった人たちへの感謝』をしっかりして伝えられるような式にしてもらいたいと考えている。
と言うことで、本当にそのローンが必要かどうか?と考えたとき、モノを手に入れることや体験を買うことの本質をよく考えて買うべきだと言うことをお伝えしておきたいと思う。
ローンで首が回らなくなる人とは?
世の中にはローンで首が回らなくなる人が大勢いることを知っておいてほしい。
生活費が足りなくてカードローンで生活費を補填(穴埋め)してしまう人がいるのだが、そもそも生活費が足らなくなると言うことは生活水準を上げ過ぎているか、収入が低すぎる可能性があります。
そうならないためにはいい教育を受けて、いい会社に就職することで防いでいくことができると思う。そして、生活水準に関しては後述する収入と支出のバランスの取り方をみてもらいたい。
それから、『買う』という行動はとても幸福感が高くなります。
脳内物質のアドレナリンによって『買う=幸せ』となってしまうと、いくらお金があっても足りません。こうならないためには家計の管理が必須なのですが、『買う=幸せ』というスパイラルに陥らない(おちいらない)ように視点をずらしたり、興味関心の向く先を分散させるといいでしょう。
お金のかからない趣味や少額で済む遊びをすることで幸福感が高まるようになると、浪費の癖は付かなくなるように思います。
身の丈にあった生活を送ろう
ではようやくここで、お金のに困らないための家計設計の話をしていこうと思います。ローンと収入と貯蓄、資産形成の費用のバランスを考えていきましょう。
収入を100とした時に他の支出を何%におさせた方が良いかという目安を提示してみたいと思います。
まずは収入があったら優先的に『貯蓄と投資』にお金を振り向けてください。これは大学生の時から始めることをお勧めします。
なぜなら、大学生になると自分でアルバイトをしてお金を得るということができ、自由に使えるようになるからです。大学生の時からお金を好き勝手に使う習慣ができないためにも、大学生の時からお金の習慣を身につけておいてください。
私は大学生の時に『貯金』をせず、もらったお金を全て使い込んで、今さら後悔をしています。大学生は親に守られている立場なので、貯金をする必要はないのですが、お金の良い習慣を身に付けるためにも貯金はしてもらいたいと思っています。
貯蓄と投資に配分するお金は?
貯蓄と投資、合わせて20%分のお金を振り向けるようにしてください。例えば毎月20万円の手取りの収入があるのなら4万円を貯蓄と投資に振り向けます。
意外と少ないと感じますか?多いと感じますか?できるだけ多く振り向けたいのですが、まずはこれができれば入門編は合格でしょう。
固定費は最安を目指す。
では続いて、固定費を見ていきましょう。固定費の中には家賃とスマホの回線代、月々支払っているものを挙げていきましょう。
月々支払うものとしてはサブスクリプションサービスのものがあります。例えばMicrosoft Office、有料アプリ、ストレージサービスなどのサービスに使うお金です。
この固定費はできれば収入の30%に抑えたいものです。
パパが思うに、家賃は値下げ交渉をしたり、高いところ選ばなければそれほど高くはならないと思います。そして、サブスクリプションサービスで課金するものは『それがないと生活に支障がでる』ものに課金してください。ゲームなどは不要ですが、そうとも言い切れません。ゲームに課金したい時には相談してください。
スマホは2021年8月現在では大手キャリアのahamoやpovo、LINEモバイルなどがありますが、楽天モバイルもオススメです。それから格安SIMを提供する事業者もYouTubeを見ながら、どれが良いか選んでください。毎月のスマホ代に4,000円以上かけるのは得策ではありません。
生活費は不自由にならない程度に。
続いては生活費をみていきましょう。この中には食費や日用品代、生活インフラにかかる費用がありますが、ガソリンや運賃も入ってきます。
あまり大きな車は必要ないでしょうし、良い車を買う時はもっと手取り年収を増やすか、貯蓄をしてからにしましょう。
生活費の配分としては35%としましょう。20万円の35%といえば、70,000円ということになります。これだけあれば割と自由な生活ができるのではないでしょうか?
変動費がくせ者。
最後に変動費です。この配分は15%としましょう。20万円のうち35,000円ということになります。この中で好きなものを買ったり、交際費として映画やお買い物を楽しむようにしたいところです。
こんな感じに、収入を使用用途(使う項目)別に分けて考えてみてください。優先させるのは貯蓄と投資です。
ここで重要な考え方は『貯蓄と投資は将来、絶対に役に立つからやっておくべし』ということです。目先の自由や娯楽にお金を使ってしまう気持ちは分かるけど、それは『もっと収入が上がってから』です。
または副収入を得られるようになってからです。
生活の質が悪くならない程度に出費を抑えて、貯蓄と投資をしていきましょう。
ローンを組むことは悪いだけではない
あなたたち(娘たち)にはローンを組んで無駄なお金を支払ってほしくないのですが、ローンが全て悪いということでもないことを知っておいてください。
ローンを組むことが唯一正当化(許される)される要因は『運用利回りがローン金利を上回るか?』ということです。
住宅ローンで考えていきましょう。
住宅ローンの金利は2021年現在で0.775%という金利が多く使われています。例えば3,000万円のローンを0.775%で組んでいくと35年ローンの場合、ローン利息金額は426万円になります。
例えば、頭金として300万円を貯めて、ローン金額を3,000万円から2,700万円にすることができると利息金額は383万円に減らせて、差額は43万円となります。
しかし、300万円を利回り5%の投資をしておけば35年間で得られるリターン(受け取る利益)は1,350万円となることが想定できます。
300万円を頭金に使うか?300万円を投資に回すか?お金の価値が変わってきます。
このように、住宅ローンを組む際に頭金として貯めていた300万円は投資に回した方がトータルで見て、お得になりそうならローンに回すはずだったお金は投資に回す方が良いと言えます。
これらについて詳しく解説しているきもあるので、こちらも読んでください
以下、同じような仕組みを活用したときの一覧を作成しておくので、参考にしてみてください。
上記のように低金利で長く借りている分には運用利回りの方がはるかに有益になりますが、マイカーローンなどでは、運用利回りは大きくなるが、利息の支払いも大きくなってしまうので、ローン額を抑えるか、早めの繰り上げ返済をしたいとことです。
それから、金利0%で借りておけるのなら、借りた方が得策だと思っています。迷った時には相談してください。
最後に
ということで今回の記事では、自由で豊かな生活のためには『モノ』が必要なのですが、そのモノを買う際にローンや借金をしてしまうとそのモノのためにせっせと働かないといけないことが足枷(あしかせ)になってしまうということをお伝えしてきました。
モノを買う時には時間をかけてしっかり貯蓄していくか、投資でお金を増やしていくか、稼ぐ力を伸ばして目標額に早く近づけていく必要があります。パパのお勧めは『全部やる』ということになるのですが、一番効果的なのは『稼ぐ力を伸ばす』です。
投資で増やすというのは金額が大きければ効果も大きくなるのですが、100万円もない時にはその効果はすごく薄く感じてしまいます。
投資は少額でも始めておいた方が良いですが、モノが欲しい時には一生懸命稼いで貯めるようにしてみてください。
WordPress Blog : クレイフィールドのアウトドアブログ
Twitter : @clayfild4works
Facebook : @shinoBLO
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?