留学で得たものは「孤独に慣れた」こと
移住の準備をしていると、大学時代に留学したことが色々と思い出されてきました。
留学は、
・初めて実家を出て、１人で暮らす
・初めて１人で海外へ行く
・初めて海外で暮らす
という感じで初めて尽くしでした。
得たものは沢山ありましたが、一番は「孤独に慣れた」ことだったかなと思います。
家族からも「強くなったよね」と言われたときは、そんなもんかなと思いましたが、
・他人に期待しすぎない
・基本的に、自分のことは自分しかわからない
・言葉にしないとわかってもらえない
・すべては結果の捉え方しだい
という感覚は、留学を経て得られたものかと思います。まとめると「孤独に慣れる」という感覚かなーと思います。
そして、この性格、考え方は、社会人になった今となっては、とても貴重な経験になっている気がします。
2007年～2008年の1年間、ベルギーのブリュッセルに交換留学していました。日本人学生にとってはマイナーな国だった（恐らく、、今も？）ので、通っていた大学から同じ留学先を希望した人は１人（しかも、３年ぶりだったとか）、留学先での日本人も少数と、最初はほんとに１人でした。キャンパスで出会った日本人にめちゃくちゃ感動したのを覚えていますｗ
試食もし放題！！！季節ものがディスカウントされて売っていることが多いです。
私が留学していた大学は、Université Libre de Bruxelles 、略して、ULB。Ixelles地区という、割と閑静な住宅街に囲まれた場所にありました。
しかも、コロナ禍の後でしょうか、、卒業式は世界遺産のグランプラスでやっているようでした！！！素敵。
実は、ブリュッセルはフランス語とオランダ語が公用語。EU本部があるだけあって、英語も通じます。が、日常的に話されているのはフランス語が圧倒的に多いです。駅名や道路標識などのオフィシャルな表示も、基本的には２言語並列の記載です。
２言語が併存しているなんて、、、新鮮でした！！
さらにベルギー国内は、ブリュッセル以外の地域は、フランス語圏、オランダ語圏、ドイツ語圏と分かれており、国のリーダーがどの言語圏出身か、ということも結構気にされているのも、新鮮でした。
日本にいると、言語への帰属意識のようなものはほぼ感じないですが、１つの国に複数言語圏があると、言語や文化への帰属意識は結構強いんだなと感じました。
私は、フランス語留学でしたが、フランス語は、大学入学後に学習し始めた言語だったので、正直、ほぼ片言ぐらいなレベルで留学しました。リスニングが全然追いついていなかった（と、現地に行った後に気づきましたが・・・）ので、会話のリレーションができず、まぁ、最初は孤独でした。
家にいるものもったいないので、「地図を買って、ひたすら歩く」ということを繰り返していた思い出があります・・・。
まだ、スマホはなくて、ヨーロッパの携帯なんて、日本のガラケーからしたらほんとあり得ないくらい古いので使い物にならず（ま、孤独なので、連絡を取る人もいませんでしたが・・・）
・シャワーが壊れて修理を頼んでも、時間通りに来ない＆終わらない、ごみを出してもそのまま帰る
・日本から出した荷物が途中で返却されそうになっていたので、止めようと試みるが、電話交渉のハードルの高さに萎える
・再配達頼んでも、時間がかかる
・住民登録しに区役所（？）に行って、予約した時間を待っていたが、過ぎても呼ばれず、直接、クレームしに窓口に行って、受け付けてもらえた（セーフ。逃したら、最悪だった。）
という感じで、ほんと、入国直後から難題が多かったですが、慣れですね。なりふり構わず、ガツガツしてました。
１つずつ、自分のできることが増えていくことは、自信につながることを体感しました。日本にいたら経験できないであろう難題だったので、そういう体感は留学ならではの得られることかなと思います。
言語を使えるようになること自体も収穫ですが、留学する醍醐味は、島国・日本では経験できない、
・言語の背景には文化と歴史があること
・日本を客観的に見ること
・「あうんの呼吸」なんてものは、あまり信じない方がいい
・言語化能力、自分の考えを発信する癖は常に意識したほうがいいこと
という点を収穫できることかな、と感じています。普通に社会で生きていくに大事なことだと思います。
来年からシンガポールへ移住する可能性が大きいですが、人生２度目の海外生活は、やはり、自分の人生で貴重な経験なること間違いなしなので、フルで楽しむべく、まずは、仕事をどうにかしないと、、、「仕事を探す」という行動自体、初めてなので、色々新鮮で楽しんでます！
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