進むコメ離れ コメ中心のライフスタイルで日本の食料自給率を救え
【安全の国をつくる】第7回 黒瀬さん取材レポ 一日三食、コメを食べる人は日本にどれほどいるだろう。日本の主要作物であるコメを食べ、守っていくことが、今後の日本の自給率を支える鍵になるのではないか。「ほんの少しのライフスタイルの変化だけでも、日本の自給率は大きく変わる――」。そう語るのは、秋田県大潟村で農業を始めて17年のコメ農家、黒瀬友基さんだ。
NHKのデータによれば、62年前の1962年に比べると、現在のコメの消費量は半分以下にまで落ち込んでいるという[1]。食の多様