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フリーランスになった訳(エピソード5完結編:講師に)

で、やっと今につながっていくのですが、Class99.99をはじめる前に最初に教壇に立ったときのお話です。

ドキドキの初登壇、CGの講師に

ある企業さんのプロモーションビデオの制作オール打ち合わせで、参加されていた撮影カメラマンさんから、ある時大阪の某専門学校のCG講師をやってくれないかと言うお話をいただきました。もともと、人に何かをお教えすることには興味があったので、自分にできるかどうか悩みつつもお受けすることにしました。

初回の講義まで、今までにないようなドキドキ感で、レジュメの準備に2週間ぐらいかけて色々作り込んでいきました。
90分一コマの講義時間、頭真っ白になったらどうしよう、ネタが無くなったらどうしようとか色々心配事を抱えつつ人生初講義に挑みました。

教務の先生から紹介いただいて、初めて20人程度の学生さんの前煮立ちました。そこで、先制パーンチ!!最前列の生徒がいきなり朝からハヤ弁!
「オメーの講義なんか聞くきねー!」と言わんが態度。まあ、こないだまで高校生だったような若い子たちなので、いろいろやんちゃです。
ある時には、教室で生徒同士の取っ組み合いの喧嘩が始まり、椅子を振り回した挙げ句、教室の壁に穴を開けてしまうという大惨事!
学校側には、なんとかあることないこと言って言い訳しましたが、the学園生活!って感じでした(笑)。

阪神大震災からの一旦退職

そのうち、講師も少しなれてきて生徒さんとも信頼関係も築けるようになってきました。仲の良いグループたちが結構なついてくれて、家に遊びに来たりと次第に講師としての喜びも出てきました。

そんなときに関西を突如襲った、阪神大震災。。

生田新道 東急ハンズ三宮店東側。

幸い学校も生徒も、私の住んでいたところも大きな被害がなく、実質のダメージはなかったのですが、これきっかけでプライベートで色々揉め事があり、個人的にメンタルをやられてしまった時期がありました。
いわゆる、「パニック障害」というやつです。通勤の満員電車がキツく、最後には教壇で発作が起きるという事態になり、泣く泣く一旦教壇を降りることとなりました。

しばらくは登壇することはなかったのですが、講師業自体は嫌いではなかったので、それからいくつかの専門学校で教鞭をとらせていただく事となりました。

ただ、大きな教室で一斉に授業をするので、生徒さんそれぞれにスキルやりたいこと、モチベーションが異なります。この形態の授業の限界を感じてきたので、じゃ自分でスクールをオープンするかってことで、ほぼマンツーマンでお教えすることができる事務所スクールをオープンしました。
STUDIO99.99という名称で仕事をやっていたので、クラスルームのクラスをとってCLASS99.99とすることにしました。


クラスフォーナイン


いままで、大学生の方から実際にお仕事をされている方、転職をされたい方、上は単に楽しみとしてデザインを習いたいというご高齢の方までいろいろな方との出会いがありました。印刷工場見学会や、写真教室、年賀状コンテスト、作品展など、いろいろ課外授業も行いました。

プロカメラマンにお願いしての物撮り写真教室
印刷工場見学会


作品展示会DM


うまく就活できたり、目的が達成できましたと聞くとやはり嬉しいものです。今まで実務の中で得てきた、体験に基づくスキルをこれからもたくさんの方に伝えて残していけたらなと思っております。

現在は、少し形態を変えて土日に4人までのクラスを開催しております。
また、平日はオンラインと対面で個別授業も行っております。

クラスフォーナイン
Class99.99

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