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障害者は先駆者かも

【過去の記録◆2013年5月10日】

 障害認定を受けた直後には、
「遺伝するの?」とよく訊かれたので、
「遺伝はしません。遺伝要因は全くないとは
言えませんが」と答えていました。

 気にする方には、「よく知られた病気でも
遺伝要因はあるでしょ。外見や頭脳や性格も
含めて、『なにが伝わっても自分には少しも
問題はない』と言い切れる人はいないはず」
と伝えました。

 わたしの障害は親族に同病者がいません。
 念のため検査をしましたが子どもたちには
遺伝していません。

 うちは3代続きで身体障害があるけれど、
亡くなった父とわたしと息子の病名はぜんぶ
違います。

 息子の障害は主人からの遺伝なのですが、
母親にも遺伝子がないと発症しないそうです。
 インターネットでも同病者がみつからない
病気なのに主人とは赤の他人のわたしまでが
同じ遺伝子を持っていた、というわけ。

 だから、希少難病でも実は数が多いのでは
ないかと考えています。

 過去に行われた核実験の回数や、食べ物に
含まれる有害物質の量をおもえば、遺伝子が
無事なひとは誰もいないはず。

 レイチェル・カーソンの『沈黙の春』は
1962年に出版されています。
 核実験が始まったのは1945年で、回数は、
公表によると半世紀の間に2379回[当時]。

「その結果が現れるのは二世代後」としても
遺伝性の難病が増えるのなら、障害とともに
生きる者の経験は今後に役立つでしょう。

◇注:自分を差すときには「障害者」という
表記を使っています◇

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