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在りし日に:テレビ番組のための対話⑧

【過去の記録◆2022年2月18日 No.3】

香取さん(K)「じゃあ、このCOGY使いはじめたら、筋力ついて、じゃあ、その、家事やって立ってる、立てる時間も延びたりするわけ、してるわけですか。すげぇな」
Clara(C)「そうなんです。もちろん、いっぱい家事用の装具を着けてるんですけど」
K「はい」
C「装具着けても前はそんなに立てなかったから、あまり手のこんだもの作れなかったんですけど、最近は、とても手の込んだものを」
K「それ、ご家族も、ねぇ、いいですよねぇ」
C「そうですね。やっぱり、食べることはとてもだいじだから」
K「じゃあ、普通に日常生活で、これ使いながらリハビリになっちゃってるんですよね、要は」
C「あ、そうです。日常生活がリハビリですね」
K「ああ」
C「あの、使ってる筋肉は衰えないっていうから」
K「うん」
C「だから、『家事支援を受けたら楽になる』て言われるんですけど(介護認定は受けません)」
K「あ、ああ~そうか。そうですよね、制度上受けられるちゃ、受けられるんですものね、家事支援は。そうか」
C「だけど、わたしは、その、ずっと家事をしていきたいので、し続けて、そのための力を維持していきたいな、って」
K「ああ、まさに、『あきらめない人の車椅子』です」
(ふたりで笑う。)
K「ああ、そうなん……すげぇな、でも」

◇写真は、2020年にテレビ放映されたドキュメンタリーの撮影中。香取さん~特定非営利活動法人『希少難病ネットつながる』理事長《2021年12月26日まで》は、「なにかを思いついた」というような表情を何度もなさっていました◇

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