足を動かせない方が不適合ではない
【過去の記録◆2020年9月19日】
脳からの指令が足に伝わらない方も漕げる
可能性はある「COGY(足こぎ車いす)」を、
わたしは漕げない可能性がありました。
おにんぎょうでも、足が可動式だと姿勢を
変えられますが、そうでない場合は、無理に
動かすと足が取れて壊れてしまいます。
「ダンスは全て禁止です。踊り続けていると
取り返しのつかないことになりますよ」と、
医師に告げられたのはそういう状態でした。
そして、足こぎ車いすを知ったときには、
わたしの病名のひとつが、「不適合」の欄に
表示されていました(その当時だけです)。
脳からの指令が伝わらなくなった脚でも、
「動く範囲」は、すぐには失われません。
しかし、わたしのように、脳からの指令は
伝わるけれど脚そのものに障害がある場合、
「動く範囲」はかなり失われています。
警告を聞き流して踊り続けていたおかげで
ゼロにはなっていませんでした。それでも、
ペダルを漕ぐには少し足りませんでした。
どうしたかというと、上半身を脚のほうに
ずらして座り、腰の可動域も加えたのです。
脚が変形して2ヶ所で捻じれていたため、
右の踵は、よく車いすに引っかかりました。
でも、何年か漕ぎ続けていたら、腰の分の
可動域は不要になり、脚が真っすぐに戻って
踵も引っかからなくなりました。
「不適合」でも足こぎ車いすを選んだことが
「進行性の障害」を逆行させたのでした。
◆COGYに関する相談は以下の連絡先へ◆
「香取さん」の名前を伝えれば話が通るそうです。
開発会社(株)TESS 問合せ先
TEL 022-353-9707
FAX 022-353-9708
メール info@h-tess.com
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