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eSportsを教育に!~小さなキャンパスの大きな挑戦~

久しぶりにnoteを動かすけど、果たして誰かが見てくれるのだろうか。
そんな不安に苛まれながら、この記事を書いている。
中の人(私は2人目)は教員生活1年目。春に大学を卒業し、今年からこのクラーク京都キャンパスで日本史を教えている。
そんな僕が教えることになったのは「eSports」である。eSportsって?何なの?そんなことも含みながら授業での取り組みをまとめていきたい。

eSportsとは?

eSports(eスポーツ)は「エレクトロニック・スポーツ」の略である。1990年代ごろからゲームのスポーツ化が加速し、日本では2019年から国民体育大会で国民体育大会ではeスポーツ部門としてサッカーが開催される予定。というように近年日本でも大きな広がりを見せつつある。
クラークも例外ではなく、来年度から我が京都キャンパスもeSportsに特化した専攻が出来るし、東京にも一大拠点が誕生する。
実際、京都キャンパスでも部活は存在し、毎週どこかの曜日で細々と活動をしている。
そんななかで今回、単位制の授業でeSportsをもつことになった。

授業のもちはじめ

ゲームを授業で?おそらく誰もやったことがないのだろうと思いながら、頭の中は悶々としていた。「ゲームと教育はどうつなぎ合わせたらいいんだ」「何のゲームをしようか?」誰もやったことがないのだから、聞けるに聞きようがない。その中で最低限のフレームだけを考え、初回に臨んだ。
そのフレームは
①ゲームを通してコミュニケーションを育む
②ゲームなのでみんなで楽しく
初回はみんながゲームがどれくらい好きか。何をしたいのか?を聞き出すだけにとどめた。その中で、まずはゲームを楽しんでもらおうと「大乱闘スマッシュブラザーズ」をすることにした。
10月はスマッシュブラザーズでとにかく盛り上がった。全然勝てない生徒がチームになると勝つことができて喜びを覚える。普段喋らない子が時々声を出すようになる。素で感情が現れるといったように徐々に仲間同士で打ち解けあうようになっていった。

居残り練習

「先生、eSportsの授業は毎日来ようと思うねん」
普段来ないような子がこの授業は来る。嬉しいような、ほかの授業も来いって思うような。(笑)そんななかで11月は「ロケットリーグ」というゲームをすることに。
簡単に言うと「車でするサッカー」当然、だれもやったことがなく、最初はみんなへたくそだった。もちろん中の人もやったことがないから何となく練習をしていってみたいな感じだった。
そうしたある日の授業のこと。
「残りたかったら残ってゲームしていいよ」この一言を授業の前に言う。すると、放課後
「もっとやろかな~」ということで参加していた生徒がみんな残った。
上手くなるために居残りで練習を始めた。その光景は今でも忘れられない瞬間だった。
しかし、すぐ飽きて別のゲームしたけど(笑)

今後に向けて

「eSportsを教育に!」この合言葉は勝手に自分が作ったものである。
この授業を通して生徒の成長もたくさん見られた。
ゲームで教えあいをする。純粋に仲間を応援し、一緒に喜び合う。
授業の人数も多くはないけど、参加したみんなが変わった。
ゲームには教育の可能性があったんだ!と感激している。
これを授業という形でもっとみんなに伝えていきたい。
自キャンパスの強みにしていきたい。そして
「多くの生徒の可能性を広げたい」と思っている。

それが出来れば自分が教員としてずっと持っている軸の
「きっかけづくりを通して生徒の成長を手助けできる教師」になれるのではないかと思っている。

これからもそんな挑戦を続けていけたらと思う。

これから

頻度は不明ですが、コラム的なものを書けたらとは思っています。
今回は「eSports」をどうしても書きたかったので書かせていただきました。
もしかしたら何かでまた書くのかもしれません。宜しくお願い致します。

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