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【ブルックナーと向き合う1】没後125周年の今年2021年から、向き合いはじめる

ブルックナーという作曲家をご存知でしょうか。

「クラシック音楽ファンなら誰でも知ってるよ!」と答えたあなた。この企画は、そのあなたのためのものです。

「知らない」「興味ない」「なにそれ食べ物?」的な答えの方々、この企画はオススメしません。何ならさっさとバツ押してもらうか右スワイプ?してもらって結構です。

クラシック音楽ファンの中でも、食わず嫌い(やっぱり食べ物やん)や腫れ物に触りたくないと思われている作曲家。一方で、熱狂的なクラヲタを更に熱狂させる、神に最も近い(らしい)作曲家。そう。そのブルックナーに、向き合っていきたいと思います。

冒頭の答えで、「〜誰でも知ってるよ!」の後に、(でもあんまり聴いたことないんだよなぁ)とか、(いや代表作はお勉強で聴いたけど、イマイチしっくり来ないんだよなぁ)とか、(同じフレーズの繰り返しで眠くなるんだよなぁ)というような、カッコの中を想像した方々がいらっしゃれば、チームBDS(ブルックナーは誰でも知ってるよ!)の中でも、私と立ち位置がとても近い方々です。そこからスタートですので、ご安心下さい。蘊蓄よりも向き合うことを、向き合ってブルックナーの真の魅力に触れられることを目指していきたいと思います。

ブルックナーのことをとても上手にまとめた本や記事やブログはたくさんありますので、是非そっちも読んでみて下さい。貼っておきます。

とくに最後の本は今まさに読んでますが、めっちゃ良い本で最近新版が出たばかりなので、オススメです。

さて第1回でスクリーニングが済んだとして、早速、向き合いたいと思います。

ヨーゼフ・アントン・ブルックナー 
Joseph Anton Bruckner

1824年9月4日 アンスフェルデンにて誕生
1896年10月11日 ウィーンにて死没
生涯独身
ワーグナー派
交響曲・宗教音楽が有名
とくに有名なのは
 4番・7番・8番・9番(未完)・テデウム
オペラは書いていない
版・稿の問題がある
ブルックナーなんとか(例: ブルックナー休止)
少女崇拝
証明書オタク
頭蓋骨が好き(ネクロフィリア)
数字のこだわり
男性ファンが多い

マニア心をくすぐるという意味では、版・稿の問題は大好物でしょう。これはよく今でもガンプラの各機体の違いとか、車のモデルの話とか、クラシックファンならCDの同曲蒐集にすら通じます。そう、マニア受けしやすいのです。例えば「なに???ブルックナーの4番のなんとか版が新たに出たぞ!」とかなると、世紀の大発見となる訳です。私はこの版の問題に関しては全く興味が湧かないのですが、とはいえベートーヴェンのベーレンライター版が出たときの熱狂にはしっかり乗っかっていたので、理解はします。相変わらず興味は湧きません。

私も長年クラシック音楽ファンをやっておりますが、その中でも興味の湧かない作曲家のひとりです。たまに、朝比奈先生のブル7を聴きたくなるくらい。あと、ヴァントもひと通り聴いたかな。チェリは好きですけど、チェリのブルックナーの凄さは評判ほど分かりません。ブルヲタの方々とは、かなり温度差があると思います。

実はこの企画、年明け1月にあるウチのオケの本番(めずらしく豊中のホールでの定期)に合わせて勝手にひとりでやっています。途中で心が折れたらごめんなさい。まあいろいろ、ツッコミどころ満載の作曲家ですので、向き合ってみて、少しでもブルックナーの魅力に近づけたらなぁと思っています。皆さま、とくにBDSの皆さま、応援してください!

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ちょっとサポートしてあげようかな、と思っていただいたそこのあなた!本当に嬉しいです。 そのお気持ちにお応えできるように、良いものを書いていきたいと思います。ありがとうございます!