【さよなら親知らず】ドイツの歯医者さんのあれこれ②

こんにちは,Claraです.

前回に引き続き,ドイツでの歯科治療についてお話しします.

④カウンセリング

本格的な治療に入る前に,これからどのようなことをしていくのか,そしてかかる費用について詳しく説明を受けるためのカウンセリングがありました。

前回撮ったX線写真と照らし合わせながら話をし,

  1. 虫歯になっている上の親知らずの抜歯

  2. プロフェッショナルクリーニング

  3. 奥歯の詰め物の交換

の順番で治療を進めていくことに.費用はというと

  • 親知らずの抜歯: 0€(保険適用)

  • プロフェッショナルクリーニング: 99€

  • 奥歯の詰め物の交換: 大きさと素材によるのでまだ不明

といった感じでした.プロフェッショナルクリーニングに関しては保険会社に申請することで一部保険でカバーできるようです.

歯を支えている骨の状態から,ディープクリーニングもしたほうがいいかもと提案されました.患者さんからすると普通のクリーニングと変わりなく感じるらしいですが,その名の通り歯茎の奥の方までしっかりクリーニングする医療行為らしいです.こちらも保険完全適用のようです.

その他は,30歳にして実はまだ乳歯が残っているのですが,インプラントをするとなると隙間が小さく難しい治療になりそうなので今は何もしないことに.残っている2本の下の親知らずは,神経に近いところに生えているため,抜きたかったら口腔外科医を紹介するよとのことでした.

話を終えて抜歯の予約を取り,その日も診察料などはなくそのまま帰宅しました.色々とやることはありそうですが,ひとまずほっとしました.

⑤親知らずの抜歯

当日,歯科医院に向かうと,受付で担当の先生と助手さんがこの上なくチルい感じで「来たね〜!」と迎えてくれました.すっかり顔馴染みになっていたのでこの辺はもう怖いものなしです.待合室で少し待機したのち,診察室へ.ドイツの歯科医院の全てそうなのかはわかりませんが,診察室が完全個室な点以外は日本の歯科医院と雰囲気は同じです.

診察台の上で緊張しながらしばらく待つと,担当の歯医者さんがやってきました.麻酔を2本打ち,2分くらい待った後「じゃあ抜くね〜」と歯をグイグイ押し始めました.麻酔を打つのも,施術も全く痛みを感じませんでした.こちらとしては感覚が全くないし,歯医者さんもずっと親知らずと格闘しているので,うまくいってないのでは?と心配したのも束の間,「取れたよ〜」と抜歯終了.麻酔を打ってから15分も掛からなかったです.

その後は,痛くなったらどうするか,その日してはいけないことなどの説明を受けました.そして次の予約を取り,終了です.本当によくやったものです.本当は怖くてとても緊張していましたが,歯医者さんも助手さんプロフェッショナルな雰囲気かつ菩薩の如く優しかったので,信じて頑張れました.抜いた親知らずは記念にもらいました.

痛み止めがまだ家にあったか記憶が不確かだったので,帰りにApotheke(薬局)に行ってイブプロフェンを購入しました.親知らずを抜いた旨を伝え,他に何かいるか尋ねたところ,「冷やして,安静にしていたら大丈夫.今日はクラブとか行ったらダメよ😉」と言われました.

そんなこんなで,一大イベント「ドイツでの親知らずの抜歯」が終了しました.今は抜歯後3日目ですが,腫れたり痛んだりということは全くありません.お昼の予約のために仕事を抜けないといけないのは少し痛いですが,これも健康と保険料の元を取るためです.

まだまだ歯科医院通院は続きます.

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