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「僕とGOING STEADY」「僕と銀杏BOYZ」④

ゴイステが彩る青春時代

中学生の時、ゴイステに出会ったおかげで憂鬱な通学路は色づいたよ。

空の顔色ひとつひとつに涙が出たよ。
校庭に響く吹奏楽の練習する音。
廊下で響き渡る女子たちの話し声。
好きな子がバスケやってて休憩中に見にきたサッカー部。
渡り廊下、姫リンゴの木。※

※ブルーハーツのマーシーが同じ母校です。

ゴイステが好きな親友ができて、
3年間死なずにすんだ。
たとえモテなくとも。
親友と笑って過ごした。
俺たちならなんでもできるな!みたいな謎の無敵感まであった。
そこにはいつでも女の子たちの横顔がキラキラ輝いていたよ。
今でも簡単に思い出せるにおい。
音楽とにおいが結びついて真空パックにしまってある。条件が揃うといつだって思い出せるんだ。

銀杏BOYZとの出会い

「自分がダメなんだ」と同時に「自分だけは自分を守らなきゃ」という感情もあったんだけどね!!ああ、俺は好きな人と一緒に歩いたりできないのかなあ。って。

転機がきた!!
俺は天パから卒業してみよう!!
中学を卒業して、新しく高校生になったと同時にとうとう縮毛矯正という魔法を使うことになった。

あれだけウィズコンプレックスを掲げていたのに、そこに初めて逆らってみた。
行動してみよう!って思った!
変わろうとした!
初めて、自分から動いてみたんだ。
何かを起こそうと思ったんだろうなきっと。笑

天パという呪縛から解き放たれた少年もっちー。
髪型をかえ、性格もなんか少し明るく見えるように努めてみた。こう書くと簡単そうに思うけど、それはそれは苦しかった。わざと笑顔を作ったり、テンション上げたり、強がってみたり。。。あの頃の自分に言ってやりたい。
よくがんばったなあ〜

努力もあってか、高校で初めて女子にアドレスを聞かれることになる。
しかも隣のクラスの女子に。
今までにない高揚感。初めての女の子からアプローチ。
正直、めちゃくちゃダサい対応しちゃったかも。でも嬉しさMAXでした。笑

テストの合計点数で負けた方がアイスをご馳走する!みたいなゲームして、見事に負けた。
初めて女の子にアイスを買った。
緊張したとっても。一緒に食べたんだっけなあ。緊張しすぎて覚えてない。

女の子とメールのやり取りは続いた。
でも、恐ろしくなって途中で逃げた。
これは今思い出しても本当にダサかった。

幸せから逃げようとした。
俺は幸せになっちゃいけないんだ。
と制御装置みたいなものが反応して、
急に怖くなってしまったんだよね。
また、自分のこと嫌いになりそうになった。
ダメ人間。クソ野郎。童貞野郎。と。。。

ちょうどその時期だったと思う。
隣の席だった軽音楽部の女子にゴイステが好きだ!と話していたことがきっかけで、少し遠くのクラスの女子が
「銀杏BOYZ DOOR」
「銀杏BOYZ 君と僕の第三次世界大戦的恋愛革命」
と書かれたシールが貼ってあるMDを2枚くれた。
実は、これが銀杏BOYZとの出逢い。

今思えば、なんであの子は俺に銀杏BOYZを教えてくれたんだろう。
その子も軽音楽部で音楽をやっていた。
どこか寂しそうな表情をした女の子だった。
あの子は1年生の途中で転向したらしい。
全然話もしなかった。ちゃんとしたお礼も言えなかった。

もらったMDを聴いている時、
あの子の事思い出してしまった。
今でも思い出す。

また会う機会があれば言いたい。
あの時教えてくれて本当にありがとうって。

高校三年間の青春時代は銀杏BOYZと共に過ごした。
本当に凄い三年間だった。
銀杏BOYZなしでは語れない。
でも高校時代の話はまた今度。

衝撃だらけのMDだった。
俺はこの三年間で今の自分が出来上がったと言っても過言ではない。
ちょっと印象に残った言葉出してみよーって思って書いてみるけど異常な量出てきた。
これはねじ曲るわ!そして、女の子を崇拝するようになる。

・援助交際
・ポア
・リビドー
・高円寺にて爆死寸前
・日本発狂
・ザーメン
・夏の終わりが君をさらってゆく
・白い塩素ナトリウム水色の水着を溶かすなよ
・スクールキル
・ウィノナライダー
・君のパパを殺したい
・もーいいかい、もーいいよ
・犬人間
・どうしてみんなそんなに急ぐんだい
・チン中村26歳誕生日
・あなたの正義が〜
・街にはドボドボとみかんが降ってきたし
・排泄物を僕は飲み干すでしょう
・この坂道を登りきれなかったら100円な
・東京
・女に喰われた日にゃ友達呼んで思い切りけつに浣腸されましょう
・屋上から飛び降りるスピードで
・満月が焼きリンゴに見える
・ケツ毛のツヤの光の如く輝く明るい未来じゃないか
・君が泣いてる夢を見たよ。まわるまわるグルグルまわる吐くまで踊る悪魔と踊る。

もしかしたらちょっと違かったらごめんなさい。でも大好きよ。

のちのち、女の子至上主義という世界観が生まれる。

次回へ続く。

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