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成功する人しない人、その条件について―ヘルシンキでクリエイターやeスポーツ選手と過ごして気づかされたこと

お疲れ様です、pontaです。

先月、フィンランドに行ってまいりました。スーパーセルさんのイベントです。本当にありがとうございます。

僕は業者側としての参戦だったのですが、周囲にはドズぼん/ライキジョーンズ/けんつめし/KK/Pandora/むぎ/けいすけ/QW/GS/岸大河 といったクリエイターやeスポーツ選手がたくさんおりました。(敬称略)

選手とはホテルが違ったのでよく接していたのはクリエイターたちのほう。とくにけんつさん、ライキさんとはご一緒する機会が多かったです。


2人と話して思ったんですが、エゴが強いですね。いい意味で。

「サウナ行きたい」とか「スリルを味わいたい」とか「なんかうまいもん食べたいっすわー」とか。

息を吐くように「やりたいこと」が出てくる。

近くに有名海外選手がいたら「これもチャンスだから話してくるわ」とかね。よくいえば主体性が強い。受け身じゃない。

こういう性格だから、エピソードも増えて話も面白いし、「ゲームを盛り上げたい」とか姿勢も前向きになるんでしょうね。

もちろんエゴの中に「野心」もないとは言えないかもしれませんよ。知らんけど。ただそれ以上にやっぱり、クリエイターのエゴは燃料として大事なんだなとあらためて思いました。

僕は別界隈のゲーマーとも話す機会があったりします。

そのときに一番、困ってしまうのは「エゴのないプレイヤー」です。

ご飯を食べに行こうってなったとき「なんでもいいです」「どこでもいいです」「やりたいことはないです」じゃあ、やっぱり、物足りないんです。

個人としてはいいんですよ。謙虚で優しく、わがままがなく、好き嫌いなく、他人の言うことを素直に聞くだけの子は、人間として素晴らしいです。好きです。やりやすいです。

ただやっぱり、エゴのないプレイヤーは、「ゲームを盛り上げる存在」ではなく「盛り上がりに乗っかるだけ」になりがちなんですよね。

とくにプロ野球やサッカーみたいに出来上がった場所ではない、eスポーツみたいな、来年どうなってるかわからない場所では。そこは「乗っかって運んでもらう場所」じゃない。「主催と選手が一緒に作る場所」なんですよ。まだまだ。

インタビューのとき「頑張ります」だけで通用するのはイケメンくらいです。そのインタビュアーのギャラだって無料じゃないんですよ。わかってんのか。勝つだけじゃだめなんですよ。

フツメンはやっぱり、「インタビュアーの質問がよくないっすね~」くらいのことを言って盛り上げるエゴがないとダメなんすよ。めんどくせえなお前。(前言撤回)

かくいう自分だって、人生において受け身になっちゃうときは多々あります。謙虚で素直に、好き嫌いを出さずに働くときも多いです。でもそういうときはたいていバリューを100%出せないですね…。

僕は一人っ子で甘やかされて育った都合上、超ワガママで自分勝手です。そのせいで10代のとき、衝突ばっかりして、後天的に謙虚さを身に着けました。恥部です。

けれども、たぶんその本質(クソな部分)にバリューがあるんだろうな…。

クラロワにはたくさんのプロが生まれましたが、配信者として大成した人は全員、そういうエゴがありますね。

みかんさんとかひどいもんですよ。マジで。だから僕は彼から目が離せません。好きです。遠くから見ているぶんには。でもそれが魅力なんですよ。

RADくんやKKくんは素直だけど、とんでもない負けず嫌いというエゴがあります。

ショートで大成功している元クラロワプロのハネハネさんとかマグマのようなエゴが地脈のように眠ってましたね…。あんな天才とは知らんかったわ。

ドズルさんなんてエゴと主体性が服を着て歩いてるようなもんですからね。

繰り返しになりますが、素直で礼儀正しく、謙虚で他人に譲りがちというのは美徳です。そうでない人は消えていきます。

ただ、いったん戦場に出たら、エゴを出せ、自分を出せ、主体性の鬼となれというのは本当に、eスポーツ選手、クリエイター、そして誰にとっても大事なことなんだなと改めてフィンランドで気づかされまして、猛烈に反省した次第です。だって俺自身、できてねぇもん。偉そうに言ってるけどさ。お前らも反省しろよな。

以上、よろしくお願いしますね~。

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