「文章を書くのは得意なのに、しゃべるのが下手」な人は、同じ日本語なのにどうしてそうなるのか問題について
お疲れ様です、pontaです。
私にはひとつ悩みがあります。それは何かというと「話がヘタ」ということです。
正確に言うと、そこまでヘタでもないんです。「あっ、あっ、あ」で無言が続く…とかまではいってない。
ちゃんとした日本語は話せる。目を見れる。一般社会においては普通かなといったところです。
現に、前に勤めていた会社(商社)ではこの欠点、そんなに気になりませんでした。しゃべるのが下手とダイレクトに言われたことはないです。
ただ、いまの職業。YouTubeだったりゲームだったりマーケティングの界隈には、議論上手やコミュ力おばけが揃っていて、相対的に自分の口が下手さが浮き彫りになります。つらみが深い。
これで、シンプルに技術職だったら口の上手い下手はどうだってよかったと思うんですが。哀しいかな、企画、ディレクター、プロマネといった業務にはある程度のコミュニケーション能力が必要です。
とはいえ不肖ponta。ブロガーやライター、放送作家のはしくれとしてやっているので、日本語力は人並以上にはあるはずです。なければおかしい。そこがダメだと、取り柄がなくなっちゃう。
ブログでぱぱっと文章をクリエイトしちゃってるんだから、口でしゃべるなんて楽勝でしょう?と思われる方も多いことと思います。
いや違うと。使う筋肉がまるで違うんですよ奥さん。
同じ日本語を使っているのになぜだ、といったところなんですが下記に「文章を書くのは得意だがしゃべるのはイマイチ」な人の悩みと特徴について列記してみます。
■単純に反射速度がのろい
他人の発言に「いい返し」がすぐに思いつくタイプと、3秒後に思いつくタイプ、その夜に思いつくタイプがいるとして、私は3秒後のタイプかなと思います。
でもその3秒の間にすべてが終わってるんだよなあ。テキストエディターは待ってくれるけれど会話の流れは待ってくれないんだよなあ。
■心が弱くて間が取れない
基本的に私は自信がないんでしょうね。
私は内心「自分の話なんてどうせつまんないんだろうな。誰も聞いてないし興味もない。話というか、俺じたいにみんな興味がないですよね!知ってます知ってます。耳汚しだからすぐに終わらせまさぁ!へへへ」って思っています。
なので、話している途中で心が折れるんですよね。余計な単語は口にしたくないです。だから言葉が足りない。相手にぶつける迫力がない。
よしんば私がいいことを言ったとしても、早口で自信なさげなので、その言葉の威力は10分の1以下です。
だから思っていることを堂々としゃべるひとは凄いなあと。いや本当に。嫌味なく尊敬します。
逆に言えば、あったりまえの薄っぺらいことでも、胸をはって、自信ありげに、堂々と、ゆっくり言えば人は「いいこと言ってるな感」があって、一部の政治家とか情弱搾取系インフルエンサーとかはだいぶこれかなと思います。脳みそつるっつるなのによくそんな堂々と口からクソたれるなーと本当に感心します。
■言葉があふれすぎて選択肢に迷う
語彙が3つ4つ浮かんで選んでいるうちに口ごもるんですよね。音声にもバックスペースキーがあればなあ。
■声がよくない
前勤めていた会社で、女性の部下に、「私声フェチなんです」と言われて、「あの同僚は声が低くて素敵」「あの芸能人の声はセクシー」とかいろいろ言われて。
その流れで「pontaさんはなんか、声が高い」と言われたんですがこれって彼女に嫌われてたってことでよろしいか。
まとめ(思い出)
そういえば小学生のころ、怪談がブームになったことがあって、書くことにかけてはとくいだった私、怖い怪談をポンポンつくったんですね。
クラスで回し読みされるくらい人気が出たんですが一番人気は、クラスメイトのやんちゃなイサム(仮名)。
彼は怖い話をするのが得意で。
文字にすると、たいしたことは言ってないんですよ。
「ある日、友達の友達が…怖い。これ以上言えないー。」「白い?白い?」「そんとき…うわー!!!!」みたいな。
ノリと勢いかよ、みたいな。
でもね、そのノリと勢いがいいんです。緩急のつけ方がみごとなんす。みんな怖がった。話術ですよ奥さん。
話すのって、内容も大事ですが、それ以上に、こういう雰囲気づくりだったり、波動みたいなものが一番、大事なんですよね。
彼と比べると、自分の課題はなあ。自信と雰囲気なんだよなあ。精進しよう。
以上、よろしくお願いします。
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