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<海外の旅法 その4> 飛行機の選択

1. 安価を求めるならLCCがいい
2. 移動による疲労を軽減するならキャリア系にすべし
3. キャリア系の方が価格は高いが、そのメリットを十分に考慮すべし

1. 安価を求めるならLCCがいい

海外旅行の予算を考える時に一番大きな割合を占めるのが航空券代金だと思います。近年では、格安航空会社と呼ばれるLCCが数多く設立され価格競争が繰り広げられております。特に中距離の人気路線ではLCCだけでも複数の航空会社が就航していたりします。
LCCにおける航空券の価格は総じて需要と供給により価格が変動するため、販売開始から出発日の数か月前までは安価ですが、以降、価格が上昇していく傾向があります。従って航空券代を安価に抑えたいのであれば、数カ月前(3〜4か月前程度を目安)には旅行の予定を立てて、航空券を購入しておくといいかもしれません。また、LCCでは時々プロモーションとして驚くような価格で航空券が販売することもありますので、プロモーションに合わせて旅行計画を立てるというのもいいでしょう。
しかし、LCC=安価ではない場合もあります。みんなの休みが集中する期間、例えば年末年始やGW、お盆などは販売開始時から高めの価格設定がされており、キャリア系よりも高い価格になることもあるので注意が必要です。
LCCは航空券代金が安い時期やタイミングを狙って買うことが賢い選択なのかもしれません。

2. 移動による疲労を軽減するならキャリア系にすべし

行きの飛行機で疲労たまるとその後の気分や行動自体に影響が出てくるものです。まず、シートは概ねキャリア系の方が座り心地がいいと思います。表面が繊維製のものですし、シート自体の硬さも体に合わせて沈み込む程度の硬さでホールド感があり、比較的長く座っていられると思います。また、前後の空間も足が多少伸ばせるくらいの間隔はあります。一方LCCですと、シートの表面は合皮の場合が多いですし、前後の空間に窮屈さを感じることもあります。さらにその状態で足元に荷物を置くこともありますよね。
次に、LCCだと搭乗ゲートがターミナルの端の方になる場合が多いです。イミグレーションまで結構な距離を歩くことになりますよね。多くの乗客はLCCに搭乗する場合、スーツケースを機内持ち込みにすることが多いと思います。そのため、スーツケースを引いて空港内を長く歩くことも考慮する必要があります。

3. キャリア系の方が価格は高いが、そのメリットを十分に考慮すべし

LCCは本人が搭乗する以外のことは全て有料であると考えた方がいいと思います。ご存知の方も多いと思いますが、キャリア系ではサービスに含まれるものがLCCでは有料オプションとなるものがいくつか存在します。当然のことですが、オプションが増えると航空券代金が上がってきますが、自分にとって不要なものを削り航空券代金を抑えることもできるのです。オプションの例を以下にあげてみたいと思います。
・預け荷物
・座席指定
・機内食
・飲み物
・航空保険
・etc
また、機内エンターテインメントについてはLCCにはない場合も多いですよね。先ほどの項目でも挙げた、LCCだとゲートがターミナルの端になることが多いということもあります。
航空会社の選択は、個人の旅行スタイルや考え方によって変わってくると思います。自分にとってどこが重要であり、どこが譲れない点であるかを明確にして飛行機を選択するといいと思います。

あとがき

LCCとキャリア系航空会社ではそれぞれのメリットに大きな魅力があるだけに、本人の旅行スタンスや考え方で好みが分かれるところだと思います。私自身はキャリア系を好んで搭乗します。その理由は、部屋チェックインしてから水を買いに行くのが嫌なので、日本から2Lのペットボトルを2〜3本持っていくからです。そのため、LCCですと機内持ち込み荷物の重量制限があるのですが、7kg制限をクリアできません。裏を返せば、個人のスタンスなんてその程度の理由なのかもしれませんね。
さて、今回各LCC・キャリア系のサービスやオプションの例を比較としてあげさせていただいてましたが、それぞれ例外はあるため、全ての航空会社で今回の話がきっちり当てはまるわけではないということをご了承いただきたいと思います。

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https://twitter.com/ClaTvj/status/1234461519242387457


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