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#1 Atomic Habits(読書記録2022)

今年も多読(と言えるのかな?ただの読書かもしれない)はガンガン続けますよってことで、読んだ本もレビューしていこうと思います。
今までは月に1回まとめて読書報告をしてたんですが、私の場合は難易度もジャンルもバラバラなので(ほとんどが小説という共通点はあるか)、1冊ずつレビューを分けた方がわかりやすいかと思い、逐一レビューに変更することにしました。
ぶっちゃけ時間を工面するのが大変なんだけど…記録するのは良いことなので…

2022年一発目はAtomic Habits。

なぜこれにしたかというと、以前からTwitterで良い良いという評判は聞き及んでおり、気になっていたというのがひとつ。加えて年末にオンライン英会話の先生がなんの脈絡もなく”今読んでる本、面白いの!”と勧めてくれたので、これはタイミングなのでは…? と。ただ、年末は他に読んでる本があったし忙しかったので、新年一発目にしました。期は満ちた!!

この本、表紙にある"Tiny Changes, Remarkable Result"の通り、小さな良い習慣を身につけることで、自分の人生をより良く変えよう、という内容。

習慣化って意識の高い層を中心に度々関心を集めているイメージだけど、この本はそういう、放っておいても習慣化のための努力をコツコツできる人というよりは、やる気の維持が難しいタイプというか(私です)、歯を磨くとかご飯を食べる、みたいなモチベーションに頼らず自動的に体が動くような仕組みづくりにフォーカスしています。

この本、あまり難しい英語も語彙も使っていないし、内容もわかりやすいし、ほどよくカジュアルだし、非常に読みやすい本です。こりゃ人気も出る訳ですね。

が、私は読むのに3週間くらいかかりました…

というのも、この手の本はいつもの小説を読む時にやりがちな、ふわっと読み進めるチート(?)が通用しないんですよね。ちゃんと読まないと理解できない。
それと、ちょうど年末年始の暴飲暴食でまた増量してしまったので、ここらでちゃんと運動習慣をつけようと思い、読みながら都度自分の行動に当てはめ、メソッドにできる限り忠実に倣おうとしていたのもあります。

どの箇所も、例をふんだんに交えて説明しているので、具体的で非常にわかりやすい。なんせ努力なしに習慣を日常に組み込むのが目標なので、取り入れやすいんですよね。かつ、心に響くええ言葉がもりだくさん。

たとえば、個人的にはこのあたりとか。

Every action you take is a vote for the type of person you wish to become.

Atomic Habitsより

You can choose the identity you want to reinforce today with the habits you choose today.

Atomic Habitsより

you show up at the gym five days in a row—even if it’s just for two minutes—you are casting votes for your new identity.

Atomic Habitsより

人は最初から何者か(例; ライター、Youtuber、英語話せる人など)というアイデンティティを持っているわけではなく、日々の行動、もっと言えば小さな習慣ひとつひとつがその人のアイデンティティを作り上げるという考えは、すごくいいなと思いました。ほんとそのとおりだもん。

日々何かを書くからライターになり、日々動画をアップしているからYoutuberとなり、日々英語を学んで使うから英語を話せる人になる、と。

私の場合は、ほっそり体型を手に入れたいのだけど、それは望む結果なので、一旦設定したら、日々の行動を習慣に落とし込んで結果は気にしないと。そしてよりフォーカスすべきはその習慣を続けられる仕組みづくり。ほっそり体型は、ゴールだけど実は習慣の副産物であり、本当になりたい自分は「運動習慣を身につけていつまでもいい感じの体型を維持してオシャレでモードな服をかっこよく着こなせる私」ですね。(長い上に恥ずかしい。でもほんと。)

習慣化というと、非常に大仰な感じもしちゃうけれど、例として挙げられているものの中には比較的気軽なものも多く(毎日3つ嬉しい/感謝したいことを挙げる、とか)、まあ極端なものもあるけれど、だからといって変な暑苦しさはなく、こうだったらいいなーという小さいことをできるようにしようぜ、程度でその気軽さも良いです。
例えにジムに行くとか体重を落とす、というのがしょっちゅう出てくるのはアメリカならではでしょうかね。

この本は邦訳も出ているのですが、できる限り英語で読んだほうがいいと思います。言い回しとか例えとか、やっぱり英語っぽい構成になっているので、日本語だとちょっと距離が出てしまうというか。この傾向は、小説よりも実用書に顕著な気がする。
とはいえ、読まないよりは日本語でも読んだほうがいいです。なので、まだ英語に自信がないな〜と思ったらまず邦訳版を読んで自分の生活に落とし込むとよいかと。

しかし、なんで邦題にAtomic Habitsってワードを入れなかったのかしら…(表紙に書いてあるのに)。複利っていうのは確かにそうなんだけど、1つ習慣ってちょっとピンとこないしなあ…なぜこうなったのか不思議。

この手の本は、年始とか何か区切りになるタイミングに読むと、よりスッと腹落ちするような気がします。つまり、新年一発目にぴったりの本だったってこと! 

ちなみにYoutubeにサマリー動画がありました。私の説明いらないじゃん〜

余談ですが、本を読んでた時に夫とこんなことがありました。
結婚生活も、習慣の積み重ねだからな…!


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