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TM NETWORK 宇都宮隆さんへ #贈りnote


宇都宮隆 様

初めまして。
ファンレターを贈るのは、初めてのことでとりとめのない話になってしまうかと思いますが、しばしお付き合いいただけたらと存じます。

私がTM NETWORKと出会ったのは、小学生の3か4年生でした。シティーハンターのエンディングで印象的に始まる『GET WILD』に、たまらなく胸が躍ったのがきっかけでした。
かなりベタな、多くお耳にされている一因かと思います。
でもそれはかなりのインパクトでした。
疾走感のあるサウンドと力強い宇都宮さんの歌声は、幼い私に勇気を与えてくれました。

それからも、ずっとFANKSとして私の人生にはTMがいて、大学受験に迷い苦しむときには『Electric Prophet』の、「君だけが間違いじゃない 君だけが不安だらけじゃない」というフレーズに助けられました。
何かあれば、口ずさんでいたTMの曲は、私にすっかり染み付いてもう好きとか嫌いの分類を超えていると思っています。

何十年かが経ち、私は子育て中に、突然の病で倒れました。
子供が小さくどうしても世話をしなければならなくて、自分の病を完治できず、大好きだったライヴにも行けない悔しい年月がありました。

そんな時でした。
宇都宮さんが「Tour 2019 Dragon The Carnival」をやると発表されたのは。
これは、絶対に休止中のTMの周年記念を一人でもやってくれるタイトルだと、すぐに気づきました。

私はもう、居ても立っても居られず、中野サンプラザのチケットを取りました。
体力的にいけるのか、倒れて周りに迷惑かけないか不安だらけでしたが、行きたい気持ちが勝ちました。

自分で予防策としてできるだけの準備をして、久しぶりに大好きなライブ会場に入った日のことは忘れません。
私の真上から舞い降りてきた金色のテープをしっかり握りしめて泣きました。

私はまたTMのおかげで、大好きなライブに戻って来れた。倒れることなく無事に。

後日病院の先生には驚かれました。
でも私を構成していた大切なものを、再び手にできた喜びは、宇都宮さんのおかげです。
本当にありがとうございます。
このお礼が言いたかったのですが、長文になってしまいました。

ライブはこの後から行ける回数が増え、今回の『40th FANKS intelligence Days』も東京はお三方の姿を観に、音を浴びに行っています。

余談ですが、小さかった子供も大きくなり、「坂元裕二さんといえば、あの夏を忘れない、かなあ」と言えば歌いだしたり、「Come On Let’s Dance」が好きだったりと親の影響を受けております。

これからも、どうか宇都宮さんの歌声でTMで、私たちの人生が未来に向かうこと、宇都宮さんを包む全てが優しくありますようにと願っております。



この東京2daysの前に、事務所から出た注意喚起には驚愕しました。ストーカーまがいの自宅おしかけ、徘徊のせいで近所からの苦情など、そんな人はファンではありません。
TMの曲を聴いていたなら、地球上の人間を長年歌い、未来を見据える言葉が伝わらない人は、宇都宮さんの生活を脅かす犯罪者でしかないのです。事務所、スタッフ皆様もお優しいのにつけ込んだ行為は報いを受けるべきだと思います。

そんな人によって、TMの音楽が奪われるのは到底耐えられません。
どうか、1日も早く宇都宮さんに平穏な日々が戻りますように。

お読みくださりありがとうございました。
心からの感謝と、ご多幸をお祈りして。


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