クリエイターフェス「マイクラでつくる理想の街」は、楽園だった 〜最終日〜
このイベントが終わって、早くも一週間が経とうとしている。
あまりに濃密な四日間だったから、現実に戻ったらもう夢物語だったような気さえする。
日常の雑多に、締めの記事を書きあぐねていたら、Discordが終わるというアナウンスが。
あの街に、終止符を打たねば。
四日目 最終日
前日のハヤシさんの配信後から、深夜また朝方まで、かなりの数の人が急ピッチに仕上げに追われていた。
「資材、ありませんか」
「手が空いてる方いませんか」
皆、ギリギリまでというか、配信中まで粘っていた。
少しでも良くしたい。完成してみて欲しい。
思いは、同じ。差し伸べられる手。
久しぶりに、本気で優しくて真面目な世界を見た。
私たちの、のえクラも、発展途上かなとのお言葉に、改良しないとという思いが、言わずとも各々にあったわけで。
まず、のえクラの主である干し柿さんが、なんと朝五時までぶっ続けで本気を出した。
建築を好む干し柿さんに、妥協はなかった。
ハヤシさんの技も取り入れた、見事に「それっぽさ」を超えた建物に様変わりしていた。
噴水も、二段になった。そこらの遊び場感は、ない。
さらに途中ぽさがと偉そうに私が口だけ出した、たまたま近くにあった飼育小屋は、みんなが集えるような自然カフェになった。
とても、一晩の作業には見えない!
午前中に入った私たちが感嘆していると、説明とやってほしいことを告げて、ようやく休みに落ちた。
ロジャーさんも、看板の直し、得意な街灯、階段などのインフラのレベルアップを素早くこなし、自室内装も終えた。
当初、配信は一時間だから、きっとこちらまではまた来る暇ないよ。
と、話していたが、
どうやら全部の建築をみて内にも入るという!
他の所に家を建てていたのえクラ民(そういう所は強制しないので)のあにじゃさんや、タロくんも細々としたことを請け負い飛び回る。
「人それぞれだよ、そんなにみんな揃えなくていいんだよ。」
と前日まで言い、冒険に行っていたうちの子も、さすがに周りと差がついたこと、発展途中という言葉に、私譲りの負けず嫌いがメラメラと。
黙々と外装に梁を足し、屋根を整えた。
そして、多頭飼いすぎるニワトリを急いで外に出した。
ようやく、なんとか形になった。
全員がやり尽くした。
それだけ何かを作るには、時間と根気が必要なのだ。
もう夕方四時近かっただろうか。
+
一時間位休んだ段階で、どんどんフィナーレに向けて人が増えてきた。
先に入れた干し柿さんと、ロジャーさんの誕生日を、サプライズケーキ🎂でお祝いした。
重かったSwitchの私たちに代わり、ろうそくを立てて火をつけてくれた干し柿さんが、動作しにくかったのもあってか、火を地面につけて自ら火傷してしまう思わぬアクシデント。
何とも笑いの多いのえクラらしくて。
+
配信、定刻スタート
本当に、ハヤシさんは全部の建築を、見逃していたら教えてと参加者に仰りながら、丁寧にみて回った。
気になる方には、数人インタビューまでして。
興味深く、良い点を見つけ褒めて下さった。
そして、いよいよのえクラが!
右の一際目を引くオレンジが効いた、干し柿さんの倉庫兼マンションを、美しいとべた褒め!
なかなかできる屋根ではないと。その通りです。
二階の個人部屋まで見て、左の蔦がいいアクセントのカフェも、ギャンブレル屋根の出来から自然素材の使い方に「いやーいい。」と👍。
「面構えが違う、階段、街灯一つにしても」との嬉しいお言葉❣️
そして、ついにうちの子の家に。
「バンガローのような、キャンプ場にあるような。横に広いずっしり感、いいですね。」と中に。
「お、ここでご飯食べたりできるのかな。滝があってね。」
と、おもむろに正装⁈ の裸にささっとなり、滝へダイブ‼️
「泳いでいる私を見ながらとかね、違うか。」
なんて、お茶目な先生❗️🫣
でもね、私はこっそり子供に聞いてたの。
「魚、どうしたの?」
「スポーン(どこかに消える)したみたい。」
あっぶなー。
危うく、ニモと泳ぐ海底温泉になるとこだった。笑
こうして、「いい一画ですね。三連休に遊びに来たくなるような。」と褒め上手なハヤシさんを、みんなでお見送り。
はあー、良かった!苦労が報われる瞬間。
(私は、しつこいが操作できないが。)
+
こうして、丁寧に全員の努力を無駄にしないハヤシさんに、私は尊敬の念を覚えた。
今どき、学校ですら否定的な先生もいるのに。
ちょっとおふざけした、あにじゃさんの家も「見てはいけないものが…」と笑いにかえて、否定しない。
そして、街は本当に見事だった。
一時間予定の配信は、五時間を超えた。
子供は寝かせ、のえクラの民も順に去った。
私もウトウトしかけた、最後の一軒。
画面に映った瞬間、ハッとした。
ああ、楽園だ。
この世界の果ては、こんなにも澄んでいるのか。
もう、このマイクラの世界に関わった全ての人が、救われた気がしただろう。
What a wonderfle world.
この企画に携わり深夜までサーバーを見張ってくださったnoteの皆様、ハヤシさん、参加者の皆さんに、ありがとうございました。
この企画、知らなかったよという方にも、是非みていただきたい。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?