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わたしの「編み物スタイル」

こんにちは。
しいです。

気がつけば、編み物しています。
自粛生活でもなんとか過ごせせているのは、編み物があるからだろうなと思っています。
マイペースに作家活動していますが、まだまだ学ぶ身でもあるので、普段から、作家としての製作と、修業(勉強)分と、自分が編みたいものと、3通りの編み物があり、その中で優先順位をつけて編んでいます。
それでも収拾がつかず、編んでいる途中から「あれ編みたい」「これ編みたい」と、どんどん増えいくので、常に編み物渋滞中です。

しかも、毛糸もわんさか。
何気に毛糸って高いですから、お買い得の時に大量購入しています。
編みたいものの材料をいつでも編めるよう買っておいたり、足りなかったら困るからと多めに買ってしまうと、さらに山盛りになってしまいます。
特に、今は出展機会が少なくなっていますので、買いだめしていたものは手つかずのまま。
毛糸屋さんできるというくらいにてんこ盛りで、収納部屋が恐ろしいことになっています。
整理したり、片付けなきゃならないのですが…。
うーん。
暖かくなってからで(苦笑)。

そんな編み物でうにゃうにゃなわたしですが、思いつくまま、気ままにしているだけではありません。
ゆるくても長く作家活動を続けられるように、自然と形になってきた「編み物スタイル」があります。


並行して違うものを編む

だいたい2〜3点、同時に並行して編んでいます。
一番の理由は、編み間違い防止です。

わたしが編むものはシンプルなものばかり。
メリアス編みや細編みなど編み物の基本的な編み方ばかりで、工夫しているところはあっても、一段分くらいで、全体的にテクニックがすごいものはありません。
目数の増減なしで、模様などなく、必要分の編み丈(段数)を編んでいるだけの時って、どうしても油断してしまいます。
気が緩んだなと思ったときに、違うものを編むと、注意力や集中力も切り替わりますし、交換した直後に編み間違いのチェックすれば、気づきやすく、編み直す量も最小限で済みます。

出展が近づいているときにはできませんが、特に次の季節のための準備をしている今のような時期は、夏物や来冬のための試作をしていて、製作に煮詰まったら、自分用で編みたいものを編んで、編み物の息抜きを編み物で解消するという不思議なやり方で、気分転換しています。

また、編んでいる時にアイデアが浮かぶこともあって、試作を並行して編み出すこともあります。

理想は、棒針編み、かぎ針編み1点ずつですが、冬は棒針編み、夏はかぎ針編みに偏ってしまいますね。
同じ針で編み続けるのは、手が痛くなったり、身体も凝ってしまいますので、頭の働きだけでなく、身体のリフレッシュも兼ねています。

ただ、現実は、優先順位が変わったり、試作の失敗も多いので、中途半端な編みかけがてんこ盛りです(苦笑)。


とりあえずやってみる

思いついたアイデアもですが、「こうして欲しい」「こういうものが欲しい」などのお話も聞いたら、試し編みをしています。
「こうして欲しい」は、既存のもののアレンジなのでまだできますが、すべて作品化までできるかというと、確率的にはまだまだ低いです…。

できないかもしれないものも試し編みをしてみる。
どうすればいいのか、何を勉強したらできるようになるか、試してみなきゃわからないこともあります。
そういうことも含めて、すべてが編み物修業です。

「編むこと」だけで満たされているところもありますが、思い通りに編めない、頭の中のことを形にできない歯がゆさもあります。
イラっともしますし、がっくりして、やる気がなくなることもあります。
その時は、並行して編んでいるものを編んで、気分転換。
編み物以外のことをすることもありますが、ちょっと離れた方が新しいアイデアが浮かぶこともあるので、手間がかかるものを編んでいる時ほど、すでに編み図が完成しているなど、深く考えずに編めるものを同時に編んだりしています。


夜なべはしない

もともと夜更かしはしません。
徹夜もですが、できないという方がぴったりな表現です。
睡眠第一主義で、体質で、夜更かしができません。
遅くても23時までには、ベットの中で入眠体制を整えています。

それに、気がつけば編み物エンドレスなので、意識して休憩入れています。
編み物過多で、えらい目に遭ったことがありますので(詳細は2020年12月11日の記事「制作?それとも製作?」にて)、同じようにならないように心がけています。
https://note.com/ckakimono4210/n/n0db7a7fbe969

手編みですので、どれだけ時間をかけて、手を早めても、わたしの力量では想像以上にたくさん編めないなと思っています。
数日ならできるかもしれませんが、数週間、1ヶ月以上続けるには無理があります。
身体を痛めて、しばらく編めなくなるなら、少しずつでも毎日編む方が、編み間違いも少なく、丁寧でいいものができると思っています。

また、編み物の先輩たちから、首や肩が痛くなったり、細かいものが見えなくなって、細い針や暗い色の毛糸を使うことが難しくなったり、編み物しづらくなると、脅しのような(笑)お話を聞いています。
年齢を重ねれば、そういうことも出てくるでしょう。
いつまで編み物できるかはわかりませんが、身体に負荷をかけて、消耗して、編み物できなくなる時が早まらないようにはしたいと思っています。


ひじをついて編む

これをしているのは、どうもわたしくらいです。
編む手元を身体に近づけ、軽く下を向いて、編む人がほとんど。
わたしもそう編むときもありますが、大半は机にひじをついて、座っているときと目線を変えずに編んでいます。

一番は、頭を下げる時間が長いと首に負担がかかるから。
首の代わりに、ひじが痛くなるときもありますが、パソコン作業の手の疲れ軽減のクッションの上に、ひじをつき、編みます。
首や肩のこりの軽減には、ひじつき編み姿勢もいい方法かなと思っています。


編むとき、音楽は聴かない

これも、編み間違い防止ですね。
ロックをよく聴くので、結構ノってしまいます(笑)
かと言って、無音にはせず、テレビをラジオのように聞いていることがほとんど。
でも、あまり得意じゃない縫い物やミシンをしているときは、少し気合いが必要で、音楽を聴いています(笑)。




まだ、浮かぶものはありますが、思いついたものから書いてみました。
「編み物スタイル」とタイトルづけしたものの、これって、スタイルなのかな?(苦笑)
ルールというほど厳しいものではありませんし、習慣だったり、癖みたいなものです。
他のものは機会ができたときに。

では、今日はこのあたりで。