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【起業者必見】タイの人材募集はカオス

初の求人はタイで

自分としては、起業して誰かを雇う初めての経験。
しかも異国の地、タイで。
そんな自分の経験を記録しておこうと思う。
いずれ誰かのためになれば嬉しい。

募集するポジションは?

まず必要な人材は、テレアポスタッフだ。
電話をしまくって、潜在顧客のリストや、アポイントをとってもらう。
マニュアルも作るので、そこまで高度な技能はいらない。

タイの求人サイトに登録

タイの求人サイトは日本と同様たくさんある。
今回求人に使ったのはJobsDBというサイトで、タイNo.1の求人サイトを謳っている。
登録手順は簡単WEBで
名前や企業名,連絡先,会社のTax Noなどを記入すると登録は済んでしまう。ただ、自分の会社は法人登記ができていなかったため、Tax Noを持っていなかった。その後、問い合わせてみると自社のWEBサイトがあれば問題ないとの返事があった。ということですんなり登録は完了。

求人広告の作成

次に、求人広告を作成していく。
広告と言っても、以下を箇条書きにまとめてChat GPTでタイ語に翻訳してアプロードするだけである。

・ポジション
・求める人材像,労働条件
・会社のPR
・会社の紹介
・お給料
・労働時間
・勤務地

それぞれの内容を順に説明していく。

まず、募集ポジションは、テレアポスタッフなので、特殊なスキル入らない。電話をしまくりアポを取り巻くってくれれば100点満点である。

求める人物像も、コミュニケーション力があって、物おじしない、積極的な人であればよい。幸いタイ人の気質にあった人物像である。

会社のPRや会社の紹介は、働くことによって将来的にどんな職につながるかといった夢をみせることが肝心だ。ちなみにこれもChat GPTで、考えてもらっている。

労働時間勤務地は、特段の特徴がないので割愛。

気になるお給料だが、弊社では16,000THBで募集した。日本円では,64,000円くらいである。あとで詳細を書くが、これでもバンバン募集はくる。

よく新卒の給料が日本を超えたとメディアでは言われるが、決してそんなことはないと感じる。危機感を持つのはいいが大げさだ。一部はそうかもしれないが、一般ローカルの給料は日本の1/2-1/4くらいである。円安だが、まだまだ低い。

履歴書はフリーダム!タイの履歴書はおもしろい。

その後、広告を掲載して3日ほど経ったが、6人の募集があった。
反応としてはまずまずではないか。Chat GPTおそるべしである。

そして、送られてきた履歴書を見て驚いたのである。
全員全く違うフォーマットでなのである。
そして中身もフリーダムである。

写真があったりなかったり
年齢,住所があったりなかったり
体重がのっていたり
謎のお手紙がついていたり
だいたいみんな何かが欠けている。

そして極め付けが、
みんなどこかのマネージャーをやっているのだ!
20そこそこの子でも、店のマネージャーをしていたり
6人全員がマネージャークラスとは何て引きがよいのだろうか..!
そしてみんな優秀なのである..!
SAP,ERPのエンジニアリングができる人までいる。
なぜこの求人に来たんだッッ! ツッコミが止まらい。
アメイジングタイランドである。

新卒の就活で、誰もがサークルのリーダーをやっているのと同じ現象が
そこではおきていたのである!

Facebookで、どんな人かチェックタイム

タイで流行っているSNSはFacebookで、インターネットを使っている人の96%が利用している。Youtubeよりも利用者が多い、メガSNSである。
そこで私は応募者がどんな人なのかを調べてみることにした。

そこで、また驚くのである。

23の青年の名前を検索すると、案の定ヒットした。
住まいもバンコクで同姓同名もいない。十中八九この人であろう。
クリックして中身を見ると、自撮りの動画が大量に登録されているではないか?
しかもドバイのホテルか何かをバックにしていたり、美しいナイトプールサイドで、お酒を飲んでいたり、、すごいすごいお金もちそうなのである!

そして動画には
Make money」やら「Get your dream」やらのテロップが流れ、とてもキラキラしているだ!

そう彼は、ネットワークビジネスをやっているのである。
そんなに儲かっているのであれば、なぜウチのテレアポの求人に来たのかッ!
俺を弟子にして欲しいくらいだ! 
謎と闇が深まっていくのであった。
そのほかにも、応募者のFacebookを見たが彼が強烈なのでどうも薄まってしまった。

結局、一番仕事が長続きしている50代くらいの年齢不詳のおばちゃんがすごく素敵に見えたので、この人にメールを送り。
明日の金曜日に面談することになった。
良き縁に巡りあえればと祈りながら本記事は終えたいと思う。

ご閲覧ありがとうございます。
Opt.Mobil 代表/珍部と申します。
弊社では、製造業向けの送迎バス最適化ソリューション
Mii Hawkを販売/開発しております。
製造業の固定費削減にぜひご検討ください。

出典:Freepik

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