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Afterコロナ観光再生に向けて日中旅行市場は大いに期待。Trip.com調査:日本は中国人2021年最も期待する海外旅行先TOP1

一般社団法人日中ツーリズムビジネス協会(CJTC)は2020年12月18日に、日中間のツーリズムビジネスの再開を目指し、「日中ツーリズムサミット2020」を開催しました。3回目の開催となる今年は、新型コロナウイルスの影響で、初めてのオンライン上で開催する運びとなりました。日中両国の旅行業界関係者らが一堂に会し、オンライン上での交流を通じて日本の魅力を中国に発信した。

1-0.サミット来場報告データ

本サミットは、前半部分はフォラーム形式となり、10名のゲストに「Afterコロナ観光再生に向けて」というテーマで講演を行い、後半部分は日本の旅行事業者・自治体と中国の旅行事業者とのオンライン商談会を実施しました。オンライン商談会には日本側から25社/団体、中国側は200社以上が参加しました。2時間の間に100回のオンライン商談実施、フォーラム視聴者数は4000人に達しました。

尚、今回のフォーラム放映及びオンライン商談システムは中国最先端のトラベルDX会社である龙途互动(Dragon Trail Interactive)が開発したオンラインシステム上で開催しました。(詳細はこちら)

1-1 Afterコロナ観光再生に向けて、日中旅行市場のチャンスと挑戦

セッション1には、中国旅行市場を代表する3名のゲストに、「Afterコロナ観光再生に向けて、中国マーケット最新動向からみる日中旅行市場のチャンスと挑戦」というテーマで中国現地から講演が行われました。

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Trip.com Group副総裁王韋 氏は中国旅行市場の回復、中国旅行者が抱く日本旅行に対する期待及び訪日旅行市場の変化について発表し、特に中国人の中で日本は最も訪れたいアジアの国であることを強調されていました。

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(王韋氏講演限定公開URL)

特に、2020年1月から10月にかけて、シートリップユーザーの検索データの分析結果によると、日本は旅行者に一番注目されており、海外旅行目的地全体の16%を占めていることが分かりました。


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Dragon Trail Inc CEO曹 志刚 氏はアフターコロナにおける中国人の海外旅行市場の回復及び意識や行動面における変化について独自の考え方を述べられた。

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曹氏基調講演限定公開URL

Dragon Trail Interaticve社が実施した市場調査の結果では、およそ20%の中国人旅行者は一番訪れれたい国に日本を選んでおり、その数は全体ランキングでTop1の数字であり、また日本の観光局がもたらす影響力(SNS上)も世界TOPクラスなので、今旅行者が訪れられないからこそ、自社のコンテンツやHPなどの基礎インフラを改善する絶好のチャンスだと強調された。

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中国交通運輸協会クルーズ・ヨット分会(CCYIA) 常務副会長・事務局長 鄭炜航 氏は東京オリンピックが終了した後に日中のクルーズ業界が復活する可能性があると述べ、また早急に日中合同のクルーズ振興委員会を作る必要性を強調された。

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鄭氏基調講演限定公開URL

鄭氏は、今後の日中間のクルーズ旅行に向けて4つの提案を行った。①日中連携でクルーズ観光推進委員会の設立②日本でクルーズツアー会議の開催③日本の各クルーズ港湾都市と観光代理店が本寄港目的地の紹介及び観光資源の計画的な紹介④日中クルーズ観光事業報告書の毎年の発行。

1-2 Afterコロナ観光再生に向けて 日本地域活性化に向けたDX推進ポイントを徹底討論

セッション2では、「Afterコロナ観光再生に向けて 日本地域活性化に向けたDX推進ポイントを徹底討論」というテーマで以下4名のゲストにご登壇いただきました。

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トークセッション限定公開URL

本セッションでは下記1〜3のテーマに則りトークを展開してもらいました。
1 なぜ地域DX促進が必要か
2 With/Afterコロナにおける地域DX促進の最新動向と事例共有
3 地域DX促進の目標・Goal それを実現するためのポイント

株式会社ネットスターズの浅野寿夫氏は、自社の取り組みとして日本で初めてのオンライン合同決算プラットフォームを開発し、現在では日本13ブランド、海外7ブランドと提携を結んでいる点を強調され、このデジタル化の過程で地域の銀行等と提携し、結果的に地方での消費を推進、結果的に地方財政に貢献することが非常に大事だと述べられた。

バイドゥ株式会社の張氏は、ユーザーの角度で考え、どのように正確で必要な情報を手に入れることができるかがDXに取り組む中で大事にしている点だと強調されていました。また日本の伝統工芸品を紹介する際にストーリーを描くことにより、商品の質以外の文化的な付加価値等が増し、結果的にプラットフォームの価値も向上すると述べられました。

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やまとごころの村山社長はDXのニーズはユーザーの立場に立って考える必要があると述べられた。また「攻め」のDXと「守り」のDXがあると考えられており、また京都二条城の案内映像を販売したライブコマースの例を挙げられた。最後にDX化は流行りではあるが、これが最終の目標ではなく一種の手段であり、大事なのはコンテンツであると強調された。

JTB総合研究所の熊田研究員は、持続可能とDXに関する関係性という立場から自身の意見を述べられました。特に情報、サービス、資本、この3ポイントの流れをDX化することが大事だと強調された。また地方都市への誘致も重要であり、専門のデータベースを作る必要性も説かれた。

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このように、地域DX推進の必要性や、ウィズコロナ・アフターコロナにおけるDX推進の最新動向と事例共有、目標・ゴールなど、それぞれの立場で議論を交わした。

後半では、日本の観光関係者が中国の現地旅行会社とオンライン形式での旅行商談を開いた。国境を越えた移動再開に向けた積極的、具体的な商談の場が提供された。

本講演の基調講演、トークセッションのアーカイブ動画は記事内に掲載しているのでお手隙の際にご覧ください。

また別記事で本サミットで使用したオンラインシステムに関する記事や「「Afterコロナ行きたい日本の地域」1万人投票結果発表」に関する記事も書かせて頂きますので、そちらも合わせてご確認ください。

◆開催概要
本サミット開催にあたり、日本政府観光局、中国駐東京観光代表処様を始めるとする後援団体、日本最大の旅行会社であるJTB、中国最大の旅行特化したシステム会社Dragon Trail Intercative 、中国最大のOTAプラットフォームTrip.com.Groupなどのスポンサー団体からご支援を頂き開催することができました。

日中ツーリズムサミット2020スポンサーシップ・パートナーシップ一覧
後援団体:日本政府観光局、中国駐東京観光代表処・株式会社やまとごころ・人民中国・NPO法人東京都日中友好協会様
スポンサー団体:Dragon Trail Intercative Inc.株式会社JTB ・Trip.com Group・Baidu Japan ・株式会社ネットスターズ ・株式会社ジェーシービー・Meituan Dianping・株式会社J-GUIDE Marketing ・インタセクトコミュニケーションズ株式会社・ENtrance株式会社
メディア団体:36kr Japan・环球旅讯・東方新報



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