ソーシャルワーカーの可能性を感じた日
ソーシャルワークの重要な機能の一つにアドボカシーがあります。
私が市民活動をしているときには、「アドボカシー活動=政策提言」と思っておりましたが、ソーシャルワーカーとして学ぶとその意味は拡張されて、「代弁」「権利擁護」などの意味になります。
先日、ご依頼をいただいてとある講演会でワークショップを運営するファシリテーションを実施してきました。私は講演をされる方をサポートする立場で、いわゆる『相談援助』という形ではなく、場のしつらえと企画という形で、ご本人が訴えたいことをきちんと伝わるようにすることがミッションでした。
「代弁機能」は何となく、クライエントの話を聞いてそれを本人の考えや思いも受け止めつつ、他の人に伝える支援のイメージでしたが、私のワークショップの技術で、対話の場をつくりつつ、本人の体力に合わせて対話の場を入れて休憩時間をつくるような配慮をしたり、参加者に本人の話を受け止めてもらいやすくすることをしました。また、たくさんの質問をしてもらえる場にしました。
今回、初めてこのような場を私自身も企画させていただきましたが、私自身がとても勉強になるとともに、このような形でハンディキャップを持たれている方の支援ができることを実感しました。
もちろん、単なるワークショップ企画力だけではなく、初回面談時にICFの視点でアセスメントをして、ご本人の強みと支援ニーズを拾うことができたことが、このワークショップの肝であったことは言うまでもありませんから、もちろん、ソーシャルワーカーとしての学びは非常に大きかったと思っています。
これからも「ソーシャルワーカー×まちづくり」の視点で走り続けたいと思っています。
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