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51対49のまちづくり

まちづくりの師匠、十時さんの言葉で覚えていることの一つだ。

井手口くん。君がファシリテーターとして、まちづくりを支援していたときに、意見が割れたとき、特に99対1とかなら、参加者も支援者分かりやすいけど、51対49のときはどう考えるか?そこがファシリテーターの腕の見せどころと思うんだ。

十時裕さんの言葉

当時はこの言葉の意味がよく分かっていなかったが、最近、特に福祉を学んでからこの言葉の意味と重みを感じることができるようになった。

単に民主主義を多数決と安直な理解をしてしまうと、数の暴力を許してしまうことになります。

場に集まる多様な意見、視点を一度、公平なテーブルに全てのせて、十分な対話による議論を尽くす事ができるのかどうか。単なる主催者の「みんなで話した」というアリバイづくりにならないような場をデザインできるかが重要という事だったんだなと。

気がつけば、あれから5年。あっという間に、時が過ぎました。今の自分は師匠と出会うならどんな話をするんだろうか。

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