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[Review]2021/09/18名古屋グランパスv横浜F・マリノス


ワクチン2回目辛い。

こんにちは、こんばんはCBYです。


良い内容で勝ちながらも
瞬間を刺されて負けたこの試合。

良い部分を振り返っていきます。


スタメン・サブ


画像1

※黒い⇄は前節から代わった選手


マリノスは中6日。

20勝5分3敗、得63失24(+39)

現在勝ち点65で2位(28節消化)

直近5試合は4勝1敗、得17失4(+13)

ちらほら怪我人出始めてぐらつきかけてる。

今回も理不尽で堅守崩したい。

宮市地元凱旋なるか。



名古屋は中3日、7連戦の4戦目

15勝5分8敗、得31失21(+10)

現在勝ち点50で4位。(28節消化)

直近5試合は4勝1分、得8失1(+7)

強かな名古屋が戻ってきた。

リーグ戦5試合驚異の1失点のみ。
18試合クリーンシートと記録達成間近。


韓国の方に大根と間違われた
金崎夢生がベンチ入り。
(MU・ムは韓国語で大根になるため)




良かったっちゃ良かった
~マリノスの攻撃~


前半立ち上がりから名古屋のプレスを
空転させるために

相手SBとSHを縦に広げて
ぽっかりと空いたスペースを
高丘のロングパスを使いながら前進する。


画像2


名古屋のボランチは付いて行けば中央空けることに
なってしまうしついて行かなかったら
フリーで受けられてしまう。

この相手に対して選択させることを
突きつけることで優位に立つことが出来た。

このSH・SB間をキーに立ち上がりから
15分ぐらいミスなく前進していく。

その結果、前から奪いに行ったのに
ひっくり返され全身を許した名古屋は
微修正を行わざるを得ない状況になったので
先制されながらも1枚上手な感じになってた。


その名古屋の微修正だか
裏目になりマリノスが押し込む時間が増える。

名古屋のSHがマリノスのSBを視るやり方が変わり

パスを受ける前からプレスをかけていたのに対し
予め喜田や扇原、マルコスが使いそうな
スペースを消してパスがSBに入ってから
プレスをかけるやり方に変わった。


画像3


こうすることでたとえ空いたところを
狙われようと稲垣や長澤が迷うことなく
入ってくる選手に対してプレスが行きやすくなる。

という思惑のように見えるが
より受動的になってしまい
名古屋全体が下がることにもつながった。

あとシュヴィルツォクがそこまで守備を
頑張る人ではないため配給所となる
CBにプレスがかからなくなった
のも大きい。

これにより前半中ほどから押し込むことが出来た。


そしてこの試合は中央から崩していくこと
今まで以上に狙っているようにも見えた。

鹿島戦、広島戦と連続してブロックを崩せず
サイドで行き詰まること
が起きていたので
そこに対するアプローチとして
中央に刺すことを徹底していたように思う。

名古屋のDFラインとMFラインで
齟齬があったのかライン間が開きやすかった
のもあり、起点をゴールに近い中央で
作ることが出来た。


画像4


あと名古屋はボールサイドに極度に圧縮するため
ティーラトンと小池の内に絞る動きが効いていた。

そのため全体が寄っているので奪われたとしても
即時奪回のためのプレスがハマりやすかった。


などなど前半良いことずくめだった訳だ。

だが点を取ることはなかった。

本当にあと一歩なのに…!!!!

ってぐらい上手くいってた。

それを示していると思って取ってみたデータがこちら。


画像5

名古屋戦含めた直近5試合、マリノスの

PA侵入回数とPA内で打ったシュート本数

を独自に計測したもの。

今回の名古屋戦は5-0と大勝した仙台戦と
ほぼ同じような数値が算出され、

酷かった鹿島戦、広島戦と比べると
約倍以上の回数と本数を記録。


相手の戦い方、強さ、気候、間隔等々
考慮すべきことが多いので
比べづらいがそれだけ上手く攻めることは
出来ていたんだと思う。


そしてなまじ前半が良すぎた分
ふわついた後半の立ち上がりの隙を
名古屋に刺されてきつくなったというオチ。

攻撃のルートも後半からサイド一辺倒
になりゴールから遠ざかる位置で
ボールを動かしてしまった。

名古屋の守備も木本が入って5バックになるまで
前半とあまり変わってないのに
ルートが変わってたから少しびっくりした。



勝ちに不思議の勝ちあり
負けに不思議な負けなし


勝ちに不思議の勝ちあり
負けに不思議の負けなし

これは野村克也監督の座右の銘として有名な言葉。


江戸時代中・後期の肥前国平戸藩藩主・松浦清山
が残した書物から引用したもの。

なぜか勝てちゃうことこそあれど
理由もなく負けることはない。

ということを説いた言葉。


この試合、良いサッカーを見せながらも
結果には結びつかなかった。

だからか負けたけど悲観するほどでも
ないように映った

しかし、上記したようにマリノスの良さが
ハマりにハマった前半で同点にも
出来なかった。


何が足らなかったのか考えてみると

背後へのケア

を今回は取り上げたいと思う。
(他にもあると思うけど)


怪我で鉄板コンビが起用できていない
ということもあるから指摘しづらい。
けど書いていく。


背後へのケアは人数をかけて
攻めるマリノスにとっては
CBに求められる必要不可欠な要素。

いままでチアゴと畠中の属人的な強さを
主としてケア出来ていた
ものが
岩田と實藤には出来ないというより
特徴が違うから方法を変えざるを得ない。


例えばカウンターを受けたとき
畠中やチアゴだと一旦タッチラインに
逃げて帰陣する時間を稼いで

セットした状態で相手の攻撃に臨め、
背後のスペースを少なくすることにも繋がる。


實藤や岩田だとある程度自陣に
侵入されることを許容して
スペースを消し
その分、喜田や扇原も加え、
どうにかカバーしようとしている現状。

そのため背後を使われて
自陣30mまで侵入されてることが
多くなってるように感じる。

(個人的にそう見えているだけで
違うと思う人もいるはず。)


そのため被カウンターや背後を気にして
切羽詰まった時か勝っている時しか
渡辺皓太やAJを起用できない

ということも起きてる。

渡辺皓太やAJも出来なくはないはずだけど
彼らにはもっと攻撃的でいて欲しいから...

最近押し込める時間帯が増えているので
起用したいけども...



高丘をもっと高い位置において
背後へのケアへの参加度を上げる。
とかいうことも大切なのかもしれない。


岩田・實藤ペアにチアゴ・畠中ペアと
同じようなタスクを課すのは
やっぱ厳しいよなあ。

名古屋は實藤の背後を狙ってたしなあ…

と思いつつもマリノスの根幹だからいじれない。





最後に


負けたもんはしゃーなし。

残り9戦でより多くの勝ち点を積み上げて
天命を待つのみ。

川崎に囚われすぎることなく
目の前の1戦、1戦を大事に戦いたい。


次は絶対に負けてはいけない試合。


ここまでご覧頂きありがとうございました。

また次節もよろしくお願いします。


伊藤槙人帰ってこねえかなあ.....

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