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23-24シーズンを観て興味深かった選手たち


こんにちは、こんばんは。

みなさんはサッカーの試合を観ようと思った時、どんな基準で選んでいますか?推している選手が居る、応援しているチームである、最近話題の戦術をしているチーム、応援しているチームが次に対戦するところ等々の理由から選んでみる方が多いと思います。

かく言う当方も上記の理由で選びますが稀に「1部リーグの下位同士及び中位同士」の試合を選ぶことがあります。なぜならばそこではより一人一人の個が際立つサッカーをしており面白いやつらがゴロゴロいるからです。いわば個の博覧会。

そんな試合を観てきた中で「こいつおもしれーじゃん?」的な選手を
今回まとめてみました。いつか読んでくれている人が見る試合にあ、そういえばこのチームにこんな選手居るんだっけかみたいになれば幸いです。


Remi Oudan




一人目はセリエA、レッチェ所属
レミ・ウダン [Remi Oudan]
185㎝・79㎏、1996年11月16日、左利き、10番、主にWG・IH。


現在伊東純也が所属しているスタッド・ランスの下部組織出身で5シーズンほど活躍した後ボルドーに引き抜かれ、その後イタリアのプロヴィンチャに流れ着いたアタッカーだ。

セリエAのプロヴィンチャにはだいたい各1人ずつファンタジスタが所属しているが彼もそのうちの1人。サイドを使った速い攻撃を信条とするレッチェにてテクニックとセンスを活用しチャンスクリエーター兼セットプレーキッカーとしてチームに貢献している。ファンタジスタと言えどそれなりに守備も積極的に行っている。しかしながら強度が高いプレーを1試合通して行うのが難しい選手でありムラっ気がある。

あ、あと決まりはしないけどわりと惜しいミドルをポンポン放つ。

このご時世ボール持てば一級品でもその他がアレだと選手としての価値が上がりにくいためよほど凄い活躍をしないとステップアップにもなかなか繋がらない。見ていて楽しい選手なだけに頑張ってほしいなあなんて遠い日本から思っている。

なんかの偶然でチアゴ・モッタが率いるチームに移籍しねえかなあ。


出典:https://locipo.jp/media/entertainment/entry-661.html



Antonino Gallo



2人目は同じくレッチェ所属
アントニーノ・ガッロ [Antonino Gallo]
183㎝・68kg、2000年1月5日、左利き、23番、主にLSB

パレルモユース出身で昇格後、レッチェに引き抜かれた。その後1シーズンセリエCで武者修行しレッチェ期待の若手として活躍している。そして昨年5月にはU-21イタリア代表に選出されるなど進境著しい。

The SBといった感じのプレースタイルで律儀でまめないい奴って感じがする。大外をタイミングよく駆け上がりWGをサポートするのが上手い。でもクロスがちょっと難あり。

それでも課されたタスクを愚直に行おうとする真面目さ、プレーの波があまりない、安定感等計算が立つやつだ。サイドに厚みのある速い攻撃を信条とするダヴェルサの薫陶を受ければステップアップできる可能性が大いにある。ただ、レッチェのスタイル上、自陣からの組み立ての関与に関しては実力を測ることが出来ない、現代っぽさが養えないため、ステップアップ先で「攻撃が長所って聞いてたけどなんか思ってたんとちゃうなあ、ベンチ」みたいなことが起きそう。

三十路手前とかにフィオレンティーナぐらいの規模のクラブで職人肌SBとしてフリークに気に入られる未来もあり得る。


Marco Brescianini



3人目はセリエA、フロジノーネ所属
マルコ・ブレシアニーニ [Marco Brescianini]
188㎝・80㎏、2000年1月20日、右利き、4番、主にCH

フロジノーネといえば今シーズン、ユヴェントスからレンタルでやってきたマティス・スアレが旋風を巻き起こしているクラブである。

そんなチームでブレシアニーニはシーズンごとに出る選手名鑑でいうとあの顔写真なしの名前と生年月日等しか載らないおまけ的な欄に該当する選手。選手としての出自はミランユース出身でトップ昇格後はレンタルで転々とプレーしフロジノーネに流れ着いたらしい。

身長がデカいわりにはわりと足も速いし敏捷性もある。目立っていたのはドリブル。ストライドが広く体も強いのでわりとスルスルと中央を持ち上がることが出来るのが興味深かった。しかもシザースを使いながらBox内にドリブルで侵入しフィニッシュという形が十八番である

いわゆるBox to BoxなMFでありもうちょっとプレー強度が高くなればもしかするかも…?的な感じがする。
アタランタかトリノ辺りが面白がって獲得してくれたらなあなんて思う。



Hugo Duro



4人目はラ・リーガ、バレンシア所属
ウーゴ・ドゥ―ロ [Hugo Duro]
180㎝、76㎏、1999年11月10日、左利き、9番、主にCF

ヘタフェユース出身でトップ昇格後2シーズンほどプレーした後、なぜかレアル・マドリーに1シーズンだけレンタル移籍したことがあるウーゴ・ドゥ―ロ
(主戦場はBチームだった)

昨シーズンは守備をすごい頑張ってくれるけど点が取れない不憫なCFだったが今シーズンはバレンシアの勝敗のカギを握るスーパーエースへと成長。現時点で7G3Aと総得点の半分ほどを創出するレベルになった。何か変わるきっかけがあったんだろうけどまだ日本じゃ取り上げられてないからどっかのメディアさん聞いてきてくれ。

今シーズン絶好調のジローナ戦ではチャンスらしいチャンスなど皆無だった中訪れた事故的なワンチャンスを確実に仕留める。(尚、チームは負ける)

特段ポストプレーが上手いわけでも空中戦に強いわけでもない。
それでもマークを外す動きやBox内でのポジショニングの上手さ、裏抜け○とストライカーに必要なものをしっかり持ち合わせている。そして冷静にDFを、GKを観てフィニッシュを選べる選択肢の多さがある。

堅守速攻型のチームでエースとして今年二桁取れればステップアップするかも?ただクラブ選びは慎重に。

マジョラルが抜けそうなヘタフェに買い戻されそうな気がしてならない。



Bartol Franjic



5人目はブンデスリーガ、ダルムシュタット所属
バルトル・フラニッチ [Bartol Franjic]
188㎝・68㎏、2000年1月14日、左利き、28番、主にDH。

昇格組によくいるなんだかテクい若手枠の人。ディナモ・ザグレブ出身でトップ昇格し2年ほど活躍した後、2022-23シーズンにヴォルフスブルクに引き抜かれ今シーズンはレンタルでダルムシュタットに来ている。

わりとボールを大事にGKからショートパスを主体に組み立てて戦う志を持っているチームの3-5-2アンカーとして定期的にスタメンで起用されている。
チームでも数少ないリズムを作れる選手なので信頼されてパスを受ける回数が多いかと思いきやそんなこともない

ミドルサードでの前進・崩しフェーズでは良いところにポジショニングして受けれる準備は出来てそうだが主な出し手となるCB陣がうーんな感じで刺す勇気がないため悲しみが溢れる。またIHが前線と同じ高さまで上がるため中央で圧倒的に孤立してるためパスがやってこないのかもしれない。

あとパスを出した後等々のポジショニングの取り直しがちょっとのんびりしているきらいがフラニッチにはある。

ただ、ボールを持てばテンポよくボールを捌けるし機をみた持ち運びも兼ね備えている。U-15から世代別の代表に選ばれ続けておりエリート街道を歩んできたがどうなるか。とにもかくにもダルムシュタットでレギュラー勝ち取らないとなのでもっとプレーにチームに関わるんだぞフラニッチ!



Tim Kleindienst



6人目はブンデスリーガ、ハイデンハイム所属
ティム・クラインディースト [Tim Kleindienst]
194㎝・85㎏、1995年8月31日、右利き、主にCF、10番。

昇格組ながら9位と健闘を見せるハイデンハイムのエース。ちなみに監督のフランク・シュミットは07-08シーズンから現職に就いており今シーズンで17年目。

コットブスユース出身でフライブルクやベルギーのヘントに所属した経歴を持つクラインディースト。身体のサイズ感からパワー型かと思いきや、細身で手足が長くスラっとしている。あと足もそんなに遅くはない。裏抜けは得意としていないが、リーチの長さとしなやかさを活かしたボール扱い、ポストプレーが光る。特にバックヘッドでのフリックと太ももを使った浮き球のコントロールが垂涎

(太ももでのコントロールは16節に行われた対フライブルク戦、87分ぐらいに堪能できます)


今シーズン二桁ゴール達成した場合、ホッフェンハイムとかギラシーがぬけるであろうシュツットガルト辺りの規模のクラブに引き抜かれるんじゃなかろうか。ただ、ハイデンハイムに残ってあと約20ゴール決めれば、クラブ通算100ゴールに到達するのでそっちを達成するのも粋だと思うよクラインディースト(?)


今回はここまで。また試合を観て面白そうな選手が居ればまとめていきたいと思います。ちらほら候補はいたので。プレミアももっと見ようかな。

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