川崎フロンターレv横浜・F・マリノス 21s.1/38
こんにちは、こんばんは。CBYです。
21sのJリーグが開幕しましたね!
見どころ満載だったこの試合。
この試合ではどんな狙いがあったのかを
紐解いていければなと思います。
あくまでもCBYの考えに基づいたreviewなので
色々な方のreviewと合わせて読んでいただくと
より一層どんな試合だったのかが
わかりやすくなるんじゃないのかなと思います!
スタメン・ベンチ
マリノスは今季最初の公式戦をスタート3-4-3で挑む。
樺山はプロ初出場。岩田もマリノスデビュー。
フロンターレはゼロックスから中5日で2試合目。
スタメンはゼロックスと変わらず。
ベンチに塚川に代わって知念が入った。
みなさん大注目3-4-3
プレシーズン中、3バックにチャレンジしているという情報が
ボスの口から語られ、いったいどんな感じなんだ?!と
開幕前から盛り上がって、相手を惑わしたマリノスは
攻撃時3-2-2-3,守備時4-2‐3‐1の可変で挑んだ。
攻撃時はティーラトンを中央に入れ、2CDH
AJと和田で段差をつけた的な感じの2CHの
3-2-2-3のような立ち位置で攻める。
守備時は4-4-1-1で各選手が立ち位置を取って、
阿道とAJでシミッチを塞ぎ、サイドに出したところを
奪いに行くやり方を採った。
攻撃
この試合では川崎の守備の仕方を逆手に取るような
攻撃の仕方を狙っているようでした。
それは
食いつきの良さを活かしたスペース攻略
とでも表しておきます。
川崎は敵陣からボールホルダーと
その周囲のパスコースになりうる人を
積極的にプレスをかけて奪いに来るので、
あえて受け手は動かず、近い距離感にいることで
相手にとってチャンスの匂いを醸し出す。
相手の守備スイッチをマリノス側が押すように仕向け、
前がかりになり出来たスペースを一気につく。
このような狙いを持って攻めようとしていたと思った。
キャンプでは畠中がDF3枚の中央をやっていたが、
パス出しの部分で畠中ほど求めていないから
チアゴが中央に入った側面もあるかもしれない。
しかし、開始早々川崎にティーラトンが狩られ、
シュートを撃たれたことや、
オビのキックが2回ダミアンに当たってあわや失点。
のようなことがあったので川崎のハイプレスに
少し怖さを覚えたのか、迷いながらビビりながら
プレーしてるように見え、狙ったものはうまくいかず。
こういう状況だからこそチャレンジしてほしいと
ボスは思っていたのかも知れません。
チャレンジして失敗するより、
チャレンジしないことを怒るっぽいので。
守備
守備ではAJが試合後にこう語っていました。
「去年までのマリノスであれば、CBやGKにボールが入ったところで
プレッシャーをかけていたんですが、去年は少し失点が多かったので、
今年はCBに少しボールを持たせても問題ないので、
しっかりセットして サイドに入ったらプレッシャーをかけて奪う
ということを、キャンプから徹底してやってきました。」
この言葉通りキャンプで仕込んできたことを
発揮していました。
2分と16分ごろのシーンでは
この守備で敵陣で奪って速攻。が出来ていた。
この追い込み漁が機能したということは
数少ない収穫でした。
ただ、敵陣でボールをロストしたときに
攻めの立ち位置上、ティーラトンが内にいるので
左SBとして守るスペースが空き、そこを川崎に
起点として使われていました。
ので、ロストした後どうやって時間をつくるか、
使わせないためにはどうするか。
という課題もありました。
断念
この新しいメゾットは、前半の飲水タイム後には止めて、
去年までやっていたやり方に近くしていたように見えた。
ティーラトンは左SBに、和田はボランチに入り、
岩田は右SBに。4-2-1-3へと変更。
(岩田にもっと高く幅を取れって言っただけかも。)
ティーラトンが中央に入る動きは継続しつつも
岩田を右SBとしてサイドに張らせるようにしていた。
しかし、それも焼け石に水で2点目を許し
2-0で前半を終えてしまった。
そしてもう少し具体的な修正をハーフタイムで行う。
後半の修正
2点差を逆転する、マリノスらしさを
取り戻すために後半開始から
樺山に代わって前田。扇原に代え水沼を投入し、
初期配置からサイドに2枚(WG、SB)いる4-2-4に変更した。
マリノスらしさを取り戻すためにというより、
現状、よりマリノスらしさを発揮しやすい
去年と同じやり方に戻したといった方が正しいかもしれません。
・選手の動き出し方、動くスペース、いる場所が、
馴染みがある分やりやすい。
・川崎の運動量が落ち、ハイプレスの威力が弱まり、
構えて守る時間が増えた。
・急なハイプレスにリードした川崎が
面食らった。
この3点から後半は押し込める機会が増えたのかなと。
あと、前田が積極的に前へ前へと攻守において
プレーしていたので残りの選手もついて行きやすかった
ってのもあったとは思います。
前田が走って相手DFラインをさげ、
広がったライン間を阿道が使う。
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まとめ
少なからず、試合勘というものも
結果を左右する一因になったかなと。
試合に置けるインテンシティの高さ、
強度などは川崎の方が1試合多い分
差がありました。
それを差し引ても強かったですが...
ただ、ボスが描いていたシーズンを通しての
攻守の戦い方についてはまだ1試合しか見てないので
わからない部分が多いです。
試合を重ねるごとに見えてくるのではと思います。
繋げたら、1本の線になる点をボスは垣間見せてくると思うので。
去年とは違うことをやろうとしてるので辛抱するしかないです。
まだ1節。あと37試合。始まったばかりですから。
お読みいただきありがとうございました。
ルヴァンは書かないので、
広島戦の試合後にまたお越しくださいませ。