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オリジナルアクセサリーブランド『circoLEEUW』また読みづらい名前だな

自分で名づけといてなんですが、なんて読むの?と聞かれる読みづらい名前ばかり思い浮かびます。
ヴィンテージのパーツを使って作るオリジナルアクセサリー。その屋号が題名にある『circoLEEUW』チルコレーウと読みます。
circoが【サーカス】、LEEUWは【ライオン】。自分の作品の世界観に【サーカスのライオン】という名前を付けました。

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2013年、アクセサリー作品の制作を始めました。
もともと趣味で集めていたヴィンテージのボタンのコレクションが大量にあり、このボタンを使ってなんかできないかなあと思ったのがきっかけです。昔から工作とか、モノを作ったりすることは好きでしたが、しっかりと屋号をつけて製作を始めたのはここからです。


『自分が表現したいことって何だろう』
と、最初から深く考えていたわけではないですが

メルヘンで物語があって、ちょっとダークなような、シュールさがある、そんな自分の中の世界観をどう表そうかというのを求めてしっくりきたのが 「サーカス」 だった。
で、「ライオン」はどこから来たかというと、(まあ、そもそもライオンのモチーフが好きっていうのもありますが)私の中のライオンは 【オズの魔法使い】に出てくるライオン。最初は強そうに振る舞うのに、実はとても気が弱くて、そんな自分が嫌で勇気を欲しがるあのライオン。チルコレーウのライオンはそんなちょっぴり情けないライオンさんのイメージです。

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サーカスといえば、近年のミュージカル映画  THE GREATEST SHOWMAN が思い浮かびやすいかもしれませんが、私が好きなのは1952年のアメリカ映画『地上最大のショー』。映画の批評はともかくですが、サーカスの巡業中に起こる様々な出来事が結構人間臭くって、なんか愛おしい。

「人生はつらいもの、だから今日は楽しくしよう」と歌う最後のパレードの場面が特に大好きです。

サーカスの表舞台、煌びやかなライト、笑い声にあふれたショー、カラフルな装飾品。反対に、終演後の暗闇、舞台裏でのショーマンの苦悩、挫折、ピエロの涙の理由。華やかな表の部分と、哀愁漂う裏の部分。どうあがいても人生には良い時と悪い時があって、生きてると両方付いてまわるなあってつくづく思います。そしてそんなのって誰にでもあるし、隠さなくていいよね、両方好きでいいよね。

サーカスのような不安定さを面白がろう。よわむしライオンのようなコンプレックスも一緒に笑おう。互いの違いをみんなで楽しもう。へんてこりんでもいいじゃないか。
っていうメッセージがこのcircoLEEUWに込めた思いです。


私がいままで作ってきたアクセサリーは、単調ではなくちょっと癖が強くてインパクトのあるものが多いです。イヤーアクセサリーもアシンメトリーだったり、パーツがバラバラだったり。そういった不安定な部分はサーカスが持つ明るさと暗さの二面性の表現だったりします。(そしてこのサーカスの二面性は雑貨屋cirque・queteのテーマにもなっていたりする)

これからはアクセサリーだけじゃなくて、もっと色んな媒体でこのcircoLEEUWの世界観の表現を続けていきたいな。

そして私の作る作品たちが、あなたの目まぐるしい毎日にちょっとクスリと笑える隙間を提供できたら嬉しいなと思います。



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