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【詩】お花



君を見つけたのは
ただの偶然だった

通りすがりに
ただ風が吹いたのだった

人目を惹きつける
華やかな花々が揺れ

その奥で君は
ひっそりと咲いていた

目立つ色ではなかった
目立つ形でもなかった

ただ、無数にある花のうち
君だけが、ただ君だけが、
私をじっと見つめていた

だから嬉しくて、
ただ嬉しくて
私も見つめている





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1,175字
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