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絵本 わすれられないおくりもの

なぜだか昔から悲しい歌やお話が好きだった。

それは悲しい話を読んで「イーッヒッヒッヒ。ウホホ」となるという意味ではない。

(↑あ、これ私なりの冗談です。)

なぜだろう。悲しい歌やお話が好きだったのは。

そしてその中でも私が幼少期から好きでたまらない絵本が、この「わすれられないおくりもの」(スーザン・バーレイ 作・絵 小川仁央 訳)なのである。

帯を引用しよう。

「野原のみんな、ひとりひとりにアナグマがのこしていったすてきなおくりものとは…!? ―アナグマが死んだ。でもみんなの心の中で、大すきだったアナグマは生きている。」

そう、こういうお話だ。


私はこの絵本の中でもアナグマが亡くなるところの描写がとびきり秀逸だと思う。

アナグマは決して苦しまない。

それが、私にとっての救いだったのだろうか。


この話は悲しいけれどハッピーエンドだと思う。

悲しい歌や話が好きだという私の思いは間違っていたのかもしれない。

悲しさが最終的にあたたかさや、良い方向に向かっていく作品が好きなのだ。

この絵本はぜひ皆さんに読んでいただきたいと思う。


スマートフォンの画面(Amazon)のスクリーンショットなので場違いにでかい ↓ (笑)


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それでは またの~。