Shimodah

ものをつくる人。編集する人。言葉を編む人。

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マガジン

  • 魔女的暮らし修行日記

    自然とともに生きる、魔女のような暮らしをもとめて。試行錯誤の日々。

  • 読書記録

    読書の記録。好きな分野は、小説、アート、文化人類学、女性作家もの等々。

最近の記事

イライラの素

仕事中、ささいなことにイラッとして人とぶつかり自己嫌悪の日々。 このイライラの原因はなにかと考えてみたら、もしやお弁当づくりのせいでは?と思い至る。 職場の社員食堂が営業休止となって弁当作らなくちゃいけなくなり、気がついたら自宅に帰っても朝起きてもお弁当の心配をしている。 最初は楽しかったけど、慣れないことを続けるのは案外負荷がかかるものなんだな。 さっそくお弁当をやめてみた。パンを買えばよい。 ついでに、伸びてきたかなとちょっと気にかかってた爪を切った。 シンクの汚れを

    • 木目に知人の顔

      木目、壁紙、シーツのシワ、手で書いた文字などが、 ふと知人の顔に見えることがあります。 ふと視界に入った時に目が認識してしまうようで、見れば見るほど似ている!と思います。 でも、ひとたび目線を外すと消えてしまうのです。 同じ顔をそこに見ることはできません。 幼少期はそんなことがしょっちゅうで、 目線を外してもまた見つけられるか、実験を繰り返していました。 見間違いの一種でしょうか。 大人になって随分と見間違いは減りました。 だけど、時々ひょこっと知人の顔が浮かび上がるの

      • 祖父母のように働きながら暮らす

        20年前。地元は京都の田舎で、大学進学のため当然のように町を出た。卒業後も、文章を書いて食べていく仕事は地元にはないと、帰っていない。以来、地元から車で2時間離れた場所で暮らしている。 そして40歳を目前にして、ふと思うのだ。これから行こうとしている理想の暮らしは祖父母のそれだな、と。ぬか床やお味噌などの発酵食品、ジャムなどの保存食、羊を飼うこと、複数の仕事をすること、興味を持つものは全て祖父母が昔やっていたことだ。 サラリーマンでなく、田畑の世話をしながら祖母は和裁に地

        • 新しい自分を見たい

          夏の空。 もくもくと、白くて立体的な雲が泳いでる。 そうか、私は夏が好きだったんだな。ふと気づいた。 生まれた季節だからかな、元気が沸いてくるのを感じる。 太陽の熱気と、空を見ていたら、動きたくなってくる。 この夏季休暇中に新しい出会いがたくさんあった。 学ばせてもらうつもりで訪問したとある法人の方と話していたら、 今の自分の環境でできることがあること、 まずそこでやってみることが人と繋がっていくきっかけになることに思い至った。 もう自分でやっていかなくちゃいけないんだな

        イライラの素

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        • 魔女的暮らし修行日記
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        記事

          若いとそうでないの入り乱れる季節に。

          若さはちから。 まぶしく、しなやかで、それだけで美しく、価値がある。 一方で、もう若くはない、に分類されていくものたち。 かつての若いものであった私たちは、 若いものを生み出す土壌をつくれたということか。 まばゆい若さの前で、卑屈になることはない。

          若いとそうでないの入り乱れる季節に。

          魔女が気になる

          泣き虫で恥ずかしがりやの保育園児だった。 そんな私の憧れは、ミンキーモモ、クリーミーマミ、ペルシャ。 彼女たちのように変身して、くるくると踊るように暮らす自分をよく空想した。 空想の世界は私を満たした。 設定はいつも魔女っ子。 好きなアイドルをすべて兄弟にして(もちろん私は溺愛される末っ子)、 空からやってくる悪いやつらと闘っていた。 自然に愛され、美しい人たちに愛され、この世界の調和を導く自分に酔いしれていた。 この私こそが本当の私!って、本気でそう思っていたと思う。

          魔女が気になる

          刺し子の花ふきん

          ベッドに入る前のちょっとした時間。 刺し子をチクチク進めている。 テキストはこれ。 「嫁入り道具の花ふきん教室」近藤陽絽子さん著 いろんな模様があることがわかる。 刺し子は本来、布の補強や保温のための知恵だったそうだ。 いまはいろんな繊維が開発されているから、 その手仕事を受け継ぐ意味は薄れてしまった。 だけど、チクチク針をさす時間は心が安らぐ。 花ふきんを使うと、家事仕事が楽しみになる。 まだ縫い目は揃わないけど。 つぎは3作目。赤い糸にしようかな。

          刺し子の花ふきん

          ことばのちから

          大学で働いていると、いろんな悩みを抱えている学生と話をする。 目の前で泣かれることもある。 そんなとき、どうやったらこの子の抱えているものが軽くなるかな、そんな言葉はないかなと一生懸命考える。 言葉にすがって生きている私は、目の前の人を少しでも助けてあげられる言葉を探している。 これまでやってきたコピーライターの仕事も、原点はこういうことだったんだなってふと気づいた。 ことばのちからを信じている。それが私の強み。

          ことばのちから

          ぬか床を育てる。

          ぬか床を始めた。 揃えたのはこの3つ。 ・中村食品 河村さんちの鉄粉ぬか床 1kg ・野田琺瑯 ぬか漬け美人 TK-32 ・『はじめる、続ける。 ぬか漬けの基本』山田奈美著 河村さんのかけられた時間と研究の成果をちょうだいして、私のスタートはらくちんなものだ。 毎日朝と夜にかきまぜて、ぬかのにおいと柔らかさの変化を見る。 1ヶ月ほどして発酵したにおいがしてきた。 生で食べるよりも植物性乳酸菌がたっぷり採れてお腹によい。 だけどつくづく、農業とともにある暮らしの知恵であ

          ぬか床を育てる。

          背景を想像する。

          映画「あん」を観た。 目の前にあるものがどうやってここに来たかを想像する。 こんにちは、よく来てくれましたね。 そのあたたかな視線は、この世界の見え方を変える呪文のよう。 たったひとりの相手に向ける、興味や期待、独占欲、慈しみを、 少しずつまわりに広げていけたらいい。

          背景を想像する。