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1/15 写真の効果的な使い方についてvol.10

今回も溜まっている分の消化なので日付がおかしいですが、気にしないでください...
今日も前回の続きで、写真の効果的な使い方についてまとめていきたいと思います。前回はwebサイトに人間の写った写真を使うときにど真ん中に配置することは滅多にない、というふうに紹介しました。今回は、写真のほとんどを人間が占めている写真において、その写真から何を言いたいのか・伝えたいのかについて考察していきます。

写真に写っている人物の視線に意識する

人物が写っている写真の効果について調べていると、被写体の人物の表情や視線に注目した方がいい、表情やポーズなどからその写真の意図を読み取る、といった記載が多々見つけられた。そこで今回は実際のサイトを見て、表情や視線の使い方から写真によってどんな異なる印象を持つのかを考察していく。

仮説

私が上記の問に関する仮説として、次のような仮説を立てた。写真に写っている人物の視線の先には何かしらの意味がある、表情からはそのサイトもしくは企業のイメージや思いが伝わってくるとした。それでは実際のサイトを見ていきたいと思う。

実際のサイトから

スクリーンショット 2021-01-18 20.17.53

https://www.lancers.jp/work/proposal/6412055

まずはこちらのサイトである。こちらには人が二人写っていて、ひとりは医者でもう一人は患者であると予測がつく。もし、ヘッダーに〇〇医院と書いていなくてもこの写真を見れば病院のサイトであるということは一目でわかる。それは、聴診器をもった医者と思われる人物の目線が、もう一人の患者の方に向いているからであり、この写真からどのような関係性なのかがわかる。視線の使われ方にはこのように、暗喩ではないが見ている方向によって意味づけされると感じた。


スクリーンショット 2021-01-18 20.21.57

http://www.beams.co.jp/special/shorttrip_vol1/

次はこちらのサイトある。人物が二人写っていてthe weekend short tripとの文字が入っている。背景に見えるのは観光地江ノ島だろうか。なんとなくこの二人は仲がよくよく旅行にきているような仲の友達のような感じがする。距離感が近く二人の視線が合っていることからそう思われるのかもしれない。対しかに、旅行をすすめるサイトならば人が一人で写っている写真を使うのも趣があっていいと思うが、複数人での旅行を意識させることも大事である。楽しそうな雰囲気が伝わってくる。二人の目線から旅行を意識させるいい写真であると感じた。


スクリーンショット 2021-01-18 20.35.04

https://thebase.in/

最後のサイトである。この写真はBASEのロゴを持っている香取さんがこちらに目線を向けているという画像である。今までの写真と比べると、何を言いたいのか、ここからなにが読み取れるのかがいまいち伝わってこない。しかし、にこやかな笑顔が向けられていることから、安心感だったり、信頼感のような気持ちが出てくる。写真の意図を読み取るのが難しい例であった。

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