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プリンのリングケーキ

ご近所さんからプリンのリングケーキをもらいました。
しっとりしたプリン味の生地に、カラメルシロップが染み込んでいてすごく美味しい。
紅茶を切らしていたから、冷たい緑茶と一緒に食べたのだけど、これまた合うのが嬉しい。
後味が特にプリン!って感じで生クリーム欲しくなる。まったり甘くて甘党の私には大満足の一品でした。ごちそうさまです。

食べかけごめん。美味しかった

ご近所さんはこの夏に旅行に行ってきたそうで、お土産だよ、と私の家に持ってきてくれたんです。私個人はきちんと話したことがなく、ご挨拶させてもらったくらいなのですが、父と仲が良いみたいです。
娘さんいたよね?と甘いお菓子を選んでくれたそうで、子どもに戻った感じがして嬉しかったです。

大人になるにつれ、子どもっぽいものを卒業しなければならないと思うことがありますが、周りの大人もそうみたいで、「子どもっぽいものを渡すのはどうなんだろう」と悩んでしまうそうです。
でも、いくつになってもプリンは美味しいし、甘いお菓子は大好きだし、心の中に子どもがいますよね。
ビールよりオレンジジュースを喜ぶし、ピーマンは未だに苦手で、ぬいぐるみが好き。私はどうやらまだまだ子どもが抜けないようで、情けないような、まだこのままでもいいような不思議な中間にいます。

子どもでいられなくなって、我慢が増えることで傷つくこともあったけど、開き直って生きることにしました。
セボンスターを気まぐれに買ってみたり、少女のころに見てたアニメはずっと憧れているし、朝起きたら布団の中にこころのたまごがあると信じています。(しゅごキャラ)

プリンで思い出したのですか、今はもう会えない友だちと、昔とある約束をしたんです。
「私たちだけはずっとこのまま好きでいようね」
高校生だった私は、大人にならなくてはいけない将来に悩み、毎日怯えて過ごしていました。
友だちはそれをさみしく思い、一緒に購買でプリンを買って教室で食べながら話しました。
それからことある事にプリンを食べました。テスト終わりの放課後、部活をさぼった日、受験勉強のおやつ、卒業式の前日。
大人になったいまでも、プリンを見るとその子との思い出が鮮明に思い出されます。

私の子ども心を置いていかないでくれてありがとう。
子どもを精一杯生きることで、大人になれるのだと学びました。
あの子は今どこで何をしてるのか、私にはもう知ることはできないけど、元気だと嬉しいな。

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