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若い頃、顧みれば甘え上手だったのか、或いはお世話になっている上での、ただ自然体な感覚での依頼をしているに過ぎなかったのか、20代の後半時、勿論人間関係あってとは言え無償の依頼ごとを今から考えるとよく引き受けてもらえたと、唐突に仕事時移動中にふと当時の事が頭を過ったのです。

現在、経営者として6年生になって単なる対価に代えがたい事、ある意味情義やまたは公益性優先の事業やそうしたケースに向き合いながら経営を成立させていく意義を考えます。

例えば、雇用については様々な法令に則りながら、多角的にまたは時間軸を考えて、何よりタイミングを捉えて判断しなければなりません。恐らく会社が公器と云われて久しい理由は、雇用できる事が何よりの社会貢献だと考えられているからに他なりません。
現在は企画ごとに人を集めていくスタイルを採っていますが、やはり人材育成の視点に立っての未来志向は私への課題とも言えます。

冒頭のエピソードを考えるに、当時私を受け止めていただいた大恩ある大人の方々、その懐の広さと包容力への敬意が改めて蘇ります。
今度は自分が何らかお返しをさせてもらう立場なのだと。年齢やキャリアを経ることができたのは人の縁に始まり恵まれ、多くの方々から支えてもらったプロセスこそ非常に重要だったのです。この思いを忘れない生涯でありたいと心底思います。

一年の早さがそんな思いに気付かしてもらえるきっかけだったと。ふと近づく師走の足音と忙しく過ごす毎日に自分自身への反省と期待が織り混ざった、今日という新しい一日をまた過ごしています。

今月は様々なロケーションでの撮影仕事に注力しました。諸々な課題をクリアしながら進めていく秘訣は何か、私は‘準備力’という言葉に尽きると思っています。今度‘準備力’という本を書いてみようと考えています…というのは冗談ですが。

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