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わたしと映画

なんだか、本の題名みたいになってる。
こんにちは
【CINEMA  carrot】淡路島映画館再生プロジェクト
代表おおたしほです。

今日は、私にとっての『映画』とは
みたいな感じで書いてみようと思います。
主に、ミニシアターのことを書いていると思っていただければ。

前回、書きましたが、
初めて映画館で観た映画は【ゴジラ対キングギドラ】です。
30年前の映画館のスクリーンって、今よりもサイズが大きかったですよね?あの大スクリーンでみるゴジラの細部。めちゃくちゃカッコよかった。
当時、「とーちゃん、ゴジラってほんまにおると思う?」と聞いたことがあります。
フィクションと、ノンフィクションをまだ理解していなかった。
それくらい、生々しかった。
これって、本当のお話なの?誰かが作ったウソのお話なの?

コレを理解するのに、
理解というか、体得というか、できるようになるまでに、私はたくさんの映画を観たと思います。

コレ、ものすごく大事なことだと最近思っています。
何人かとドラマとかの話をしたときに、
「あの2人すごいお似合いよな!!もう結婚しちゃえばいいのに!!」みたいな。
いやいや、あれは役者の演技で、作られた作品であって、リアルな現実の世界の話ではないよ、と。
リアルに見せるのが彼らの仕事ではあるけど。
そもそも原作が漫画だし。みたいな。
作られた〇〇リアリティショーも、真正面から見てしまうというか。

んーーーーー何が言いたいかというと、、、
私は【たくさんの映画を観る】を通して、
一歩下がって、客観視するという術があるということを知った。

それと、
私は人間にとても興味があります。
この人は一体ナニを考えていて、今どう思っているのか。どういう思想の持ち主で、どう生きてきたのか、どう生きていくのか。
笑笑。
私、だいぶ気持ち悪い、笑。
ほんと多感な時期に、すごく悩んだのです。
友人との関係、恋人との関係。家族が何がしたいのか、そもそも自分は…などなど。

誰も愛してくれない、誰か私をみて~~!!
もがいていました。
そんなにもがいているのは自分だけなんじゃないか、とか思っていたけど、
『映画』の中では、たくさんの人、いや、ほぼ全員がもがいていました、笑。
『映画』の中の人と一緒に嘆き、一緒に安堵し、一緒にいろんな種類の涙を流しました。
これまた、だいぶ気持ち悪い私、笑。

『映画』は約2時間で、人間の深い部分を見せてくれるけど、
現実の世界で、ここまで内面に踏み込むには何年、何十年とかかってしまうかもしれないから、
たくさんの人間を知るには、私にとって『映画』は身近な参考書なのかな。

(ミニシアター系の映画は、より色濃く、監督の想いや、脚本家の書きたいところが映し出されていると思う。
原作はなく、オリジナルが多く、監督が脚本も演出も手掛けることが多い。)

男女間だけではない、
たくさんのたくさんの愛があるということも教えてくれた。
今でこそ「多様性」とかみんなが言うけど、
『映画』では、何十年も前から描かれている。
それに気づくかどうかは、自分次第。

来年から、毎月の定期上映を掲げています。
たった1本の映画が
「よくわからなかった」「面白くなかった」「ミニシアターはちょっと違うかな」とか多様な感想があると思います。
だけど、
たった1本で諦めずに、たくさん観てほしい。
どの監督、どの脚本の作品があなたに刺さるのか、誰にもわからないから。
毎月、毎月、まだ会ったことのない人間に会ってみてほしい、と思います。

なんか、はずかし。

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