『歌女おぼえ書』(1941年)
2012年5月11日(金) 神保町シアター
旅芸人の女がいる。
芸人の一座は路頭に迷い、先の見当がつかず、途方に暮れている。
偶然に宿で出会った茶問屋の主人が、女を自分の家に置いてやってもいい、と言う。
女は好意を受けて茶問屋に置いてもらうことにする。
仲間の男たちは、今後のめどがついたら必ず迎えに来る、と言う。
女は、行った先の茶問屋であからさまな差別を受ける。
子どもたちは、彼女がいるせいで学校でいろいろ言われる、と父親である茶問屋の主人に泣きつく。
人格者の主人は、