キネ坊主の映画人生を紐解く⑯

関西の映画シーンを伝えるサイト「キネ坊主」を運営しているぐっちょんです。

本日は、2月に行ったインタビューについて文字起こしをしておりました。これの記事作成を終えたら、現在ストックしているインタビュー記事作成が一旦終わる予定です…

あ、今日は、関西のミニシアターを支援するプロジェクト「Save our local cinemas」の報告が行われました。

私も勿論Tシャツを購入し、応援記事を書きましたが、関西の映画館を応援したいと思っている人がこんなにいることを知り、胸が熱くなりました。来月以降かな、映画館が営業再開したら、真っ先に駆けつけたいよね。

さて、今日はある意味で幸せな気持ちにある映画を振り返ります

それは『パコダテ人』(2002)

[函館を舞台に、突然シッポが生えてしまった女子高生を巡る騒動を描いた青春ファンタジー。函館にある銭湯大正湯の娘・ひかるは、はまなす学園に通う高校一年生。ある朝、彼女のお尻にシッポが生えた。思わぬ事態に、秘かな想いを寄せるクラスメイトの隼人と気まずくなるは、函館スクープの記者・早川に追いかけ回されるはで、大混乱に陥るひかる。しかし、家族の愛に支えられカムアウト。一躍、パコダテ人と呼ばれ時の人となる。がそれも束の間、寄生虫を持っているとの噂を立てられバッシングの対象に。そんな彼女に、遂に政府の調査団が迫る。強制連行されれば、人体実験されるかもしれない!? だが、隼人の活躍によって、シッポの原因が長尾製薬会社の新製品ウルトラシップにあったことが判明。ひかるも家族の元から引き離されずに済むのであった。それから数日後、もう誰からもシッポのことを咎められなくなったひかるは、函館山でデートを楽しんでいた。愛の証として、湿布を貼ってシッポを生やした隼人と一緒に。]

『EUREKA』 を観て以来、宮崎あおいさんにハマり、過去作を遡りながら、『害虫』を観て、次の出演作が『パコダテ人』だったんです。

函館在住の女子高生が、ある日突然シッポが生えてきて…”パコダテ人”と命名。原因は怪しいシップを貼ったから…ってなんだそりゃ、パ行ギャグ!?まさにぶっ飛んだ設定だなぁ。

当時、本作鑑賞後、大学で友人に話したら、苦笑いされたりヒかれてしまったりしたことを思い出した。今、この作品の説明をしても、同じ反応するよね。宮崎あおいさん出演作品の中でも、かなり変わった作品なのでは。『おくりびと』以前にも、こんな地方映画があったんですよね。

それはさておき、本作での宮崎あおいさんは、とびっきりに明るい役なんです。『EUREKA』『害虫』と暗い役が続いていたので、その反動なのかと思ってしまったけれど、可愛い役なので、観ているこちらも明るくなって幸せな気分で観終えることができたんじゃないかな。この後には『ラヴァーズ・キス』での陰陽のバランスが丁度良い作品もあるので、また書いてみますね。

あ、そうだ。たしか『パコダテ人』がおそらくテアトル梅田で初めて観た作品だったんじゃないかと思う。パンフレットを探してみたら、当時のチラシと一緒に入場者特典のフィルムまで掘り出してしまいました。フィルムプレゼントって今じゃあまりないプレゼントですよね。それにしても、この作品がテアトル梅田デビューで良かったんだろうか…この後も宮崎あおいさん出演作品はテアトル梅田でよく観ていたなぁと思い出されます。その辺りもまた書いていきましょう。

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