下町の異世界みたいな旅館に泊まる
東京の宿は和風で下町情緒を楽しめそうな場所を選んだ。
それは、三ノ輪。
吉原のイメージが強いから日本人は避けるだろうが、インバウンドのせいなのか浅草界隈の手頃な宿がずいぶんある。
この「行燈旅館」は外国人客も多い下町情緒プラスモダンスタイルの旅館のよう。値段も手頃なので泊まってみた。
北海道育ちの息子は下町も狭小住宅も知らない。
私自身、路面電車に乗って三ノ輪に来るのは20年ぶり以上じゃないか?
やっぱりこの住宅の密集具合、ゾクゾクする。
旅館の外観は何の変哲もない、一見普通のビルだ。
部屋は狭いが、ほぼ寝るだけの場所なので狭さは気にならない。
このサイズの部屋が廊下にびっしり並んでいるのだが、とても静かだ。
外国人ばかりとのことだが、大声で話したり歌ったりしている人は誰もいない。夜10時過ぎにもどったら、談話室は薄暗く宴会どころか2名ほどの南米っぽい人たちが小声で話しているのみ。
風呂に入れるのはありがたい
トイレや洗面所はさすがジャパン、清潔だ
カウンター席もあり、食事や飲み物が楽しめる。調度品などはオーナーが集めたものだそうで、決して高価な骨董ではないが、センスがよく空間との調和が取れている。
間取り、廊下、階段、全てがコンパクトで狭い空間に配置されていて、機能的。体格の良い外国人にとっては窮屈かもしれないが・・・
女性客が、ズボンを履かずに廊下を歩いているのをみて、やっぱ白人あるあるだな・・・と。
朝食頼んで正解だった。ものすごく美味しい。食器もこだわりがあり、料理を引き立てている。
狭いながらも、屋上もありビールでも飲みながら下町の屋根を眺めることができるのかも・・・でも階段が急なので酔っ払って落ちるのも怖い。
旅館のサイトにたくさんの館内写真があるので、気になる方は見てみてください。
スタッフの接客もよく、気持ちよく宿泊できました。
部屋が館内が狭いのは東京であったり、お値段がリーズナブルっていうのもあるので仕方がないかなと思います。
アクセスが便利なシティホテルなどもいいですが、たまにはちょっと変わったところに泊まるのも面白い。
とにかく朝食が良かった。
ぜひまた、行ってみたいなと思っています。
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