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9月の読書記録など

月初の文学フリマ大阪が終わって以降、脱力傾向にあったけれど、少しずつ力を取り戻している。文フリに向けての創作・編集・当日の活動と大きなアウトプットですっかり空っぽになったのだ。

おかげで、先週今週と大変にインプットが捗った。読書も資格勉強も買い物も、私には同列のインプットである。

イェジー・コシンスキ「ペインティッド・バード」、二階堂奥歯「八本脚の蝶」、スティーブン・キング「書くことについて」、リチャード・パワーズ「オーバーストーリー」を楽しく読んだ。

「ペインティッド・バード」は間も無く公開される映画を見に行くかどうか悩んで読んだ。文章では平気だけれど、映像では苦手な描写が多々あったので、映画館にはいかないと思う。レンタルが始まったら、一時停止を挟みながら観たい。同じ方法で「アングスト」も観たい。

「八本脚の蝶」、「書くことについて」は本日、図書館に返却した帰りに書店で文庫を購入。

すっかり「八本脚の蝶」に感化されてしまい、ネットに書きたくて書きたくてたまらなくなってしまった。手元の手帳には日々の日記を書いているのだけれど、それをnoteに再編集すればいいのだと閃く。

「書くことについて」も同様に、読んでいるハナから行動に移りたいと思わせる、カンフル剤的優秀さ。どちらもよく知られた名著なので、私がここで改めていうことでもないのだけれど、とても面白い本でした。

買った本は、もう一度付箋を貼りながら読む予定。図書館の本では、付箋を貼ること、風呂で読むことが叶わないのでとことんボロにする予定。

「八本脚の蝶」については、どうしても河出文庫版の装丁より、ポプラ社ハードカバー版の装丁が好きなので、文庫上製本にする準備をしている。年内に完成させたい。もう一つ言うと、本文のフォントもポプラ社版の方が合っていたとおもう。(図書館で借りたのは、ポプラ社版だった)

R・パワーズも、「オーバーストーリー」はもう一度ずっくり沈み込みたいので「舞踏会へ向かう三人の農夫」と合わせて年末までに買おうと思う。と、いうのも、本当は今日買うつもりでいたのだけれど、アニー・アトキンズの「映画プロップ・グラフィックス スクリーンの中の小道具たち」を買ってしまったから。発売前から買う気でいたのに、みるみる間にネット販売各所で品切れになっていたので諦めていただけに、大変嬉しい誤算でした。

今日の買い物は、いつになく過不足がない感じがして満足している。その嬉しさの勢いのまま書いております。最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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