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静けさの中で不安や恐れを愛で包み込む

子どもの頃の方が不安や恐れが多かった。しかも、暗い場所を怖がる子どもは少なくはないけど私は暗い場所は平気で揺れるカーテンが怖かった。カーテンだけではなくブランコなど揺れるものが怖かった。たぶんブランコから落ちてそれがトラウマになったのだと思うが、カーテンまで怖いというのはどいうことなのか自分でもよくわからない。

大人になった今でも揺れるものは苦手。でも、息子がブランコに乗っても心を落ち着かせて押してあげることはできる。体調が良くない時は耐えられないこともあって、そのような時は息子に謝って自分で漕いでもらうか、その日だけブランコを諦めてもらっている。

大人になると子どもの頃になかったお金や人間関係による恐れや不安が出てくるようになった。行動に移すとなくなることもあるけれど、行動に移せないときなどは不安に飲み込まれそうになることがある。ブランコと同じで元気な時はあまり気にならないけど、不調がある時はそのことを考えるだけで吐き気さえする。だから、一番の解決法は瞑想をすること。

私が言う瞑想は瞑想用の音源を聴きながら目を瞑って心が軽くなるまで、不安や恐れを感じ切ること。「そう思ってるから不安なんだね」「どうなるかわからないから怖いね」って自分の気持ちに寄り添います。


そして、心が軽くなってきたら「大丈夫。私は守られているから。私は愛されているから。何がどうなっても大丈夫」と安心できるような言葉を自分にかけます。まだ不安や恐れの中にいる時はこのような言葉に力はあまりなくて、「本当かな?」と疑ったら「でも、やっぱり怖い」と跳ね返してしまいます。だから、言葉で気持ちを落ち着かせるのではなくて、まずは感情を感じ切るのが大事なのです。

私がよく聴く音源はこのような、ぶぉーんってなるような音が流れるものです。AuDHDだからなのか、何か聞いてないと頭も心も静かにならないので、すごく助かります。

それでも感情を感じ切るのが辛い時があります。その時は思いっきり現実逃避して寝ます。エネルギー不足なので睡眠をしっかり取ることが大事です。現実や問題は一旦置いといて気分が良くなることに集中します。美味しいものを食べる、好きな音楽を聴く、好きな映画やドラマを観る、散歩する、カラオケに行く、オナニーする。なんでもいいのです。

気持ちが楽になると自然に不安や恐れが消えていたり、問題と向き合うことができるようになったりします。そして、最後に愛で包み込めるようになります。それはどういうことかというと、自分が存在するだけで尊い、愛おしいと思えることです。

生きているだけで充分
そこにいるだけでいい
何もしなくてもいいんだよ
安心して好きなことをして生きてね

安心できる言葉と愛おしい感情で自分を包み込みます。そうすると不安や恐れの感情にアクセスできなくなります。自分が気分よくいることが何よりも大事という確信がつくと、この状態に持っていくことの優先順位が高くなります。仕事なんかしてる場合じゃない!今は気分悪いんだ!と少しわがままになれます。でも、自分の一番の味方は自分。自分が自分の気持ちを一番大事にしないと誰も大事にしてくれません。大事にしてくれる人がいたとしても、それを受け取れなかったりします。

だから、なんとなく不安だなとか、調子が悪いなと感じるのではあれば、自分の気持ちを整える時間を作るのです。

心を静かにして愛で包み込むのです。

それが今世を楽しく生きる秘訣です。

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