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バリューのある仕事とは何か?

価値のある仕事とは

良い仕事(バリューのある仕事)とは顧客の問題を解決する仕事であるとともに、その問題が解決された際に顧客の状況が著しく良くなる仕事を指します。顧客にとって些細な問題を手間をかけて解決してもその仕事に価値は見られない、つまりバリューの少ない仕事でしかありません。

つまりバリューのある仕事を成すことにおいて「どの問題に答えを出すか」を見極めることは非常に重要です。しかしながらビジネスの世界において問題を見極めることはしばし軽視され、質の高い解答を生み出すことばかりに注力される傾向にあります。

これを公式にするとバリューのある仕事とは「イシュー度(問題の質)×解の質(解決策の質)」の総和の高いものになります。正しい問題に集中して取り組む努力こそが、価値のある仕事であると呼べます。

良いイシューの3条件


仕事にバリューをつけるにはイシュー設定(問題設定)が欠かせません。まず良いイシューとは何かを具体化していく必要があります。良いイシューには3つの条件があげられます。

本質的な選択肢である
状況を解決するカギとなる質問を呈しているかです。問題を解決することで大きな対価を得ることができる選択肢であるかを問うことになります。本質的な選択肢をとるためには問題を因数分解することが要になります。例えば店舗ビジネスで売上を上げるという課題を解決するためには①客数を増やす②客単価を上げるという分解ができます。業界平均などの比較対象と比べ各数値が健全であるかを査定します。客数の低下が致命的であるにも関わらず客単価を上げようと努力をしても効果が得られない。本質的な選択肢がとられているかを考えることが大切です。

深い仮説がある
「ここまでスタンスをとるか」という所まで新しい構造と常識を覆すような洞察で未来を想定されるべきです。極端な想定を企てることも一つの例であると思います。

答えを出せる
大前提の話ですが、既存の手法や現在実施可能なアプローチで答えを出せるかが大事です。当たり前の事ですが実践可能かどうかは大きな要素です。

【まとめ】

ビジネスにおいて問題を見極めることは重要
バリューのある仕事は「イシュー度×解の質」
良いイシューは効果的で新しく洞察に富んでいて実践可能である


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