見出し画像

【小説】お金を払い全てを解決した人の心と傷ついた人の心

普通、不倫があった場合には隠すのが当然だろう。
写真を撮られないよう
一緒に歩かないよう
ホテルに入る所を他者に見られない様など。

川田は佳世子の主人に言った。
私の方から性行為を誘いました。
佳世子さんは最初拒んでいましたが、五万ならいいといい行為に及びました。
行為の内容は
、、、、。

全て話すだろうか。
ジョコは傷ついた。

その話の内容を聞いた佳世子の父もストレスでおかしくなり
時々、叫ぶようになった。

もちろん佳世子は帰る場所を失くして家を失いさまよった。

普通、不倫だったら
証拠もなにもないのだから、隠すだろう。

いえ、会ったことありませんと•••
知りません、そんなことなどと。

もちろん会社の取締役である川田はお金で解決して
不貞行為の値段で和解する

佳世子は毎日考えていた。
なぜ、あの様なことを言ったのだろう。
人材研修などする人がその話しをしたら相手の気持ちや、家族がどんな気持ちになるかわかるだろう。

川田は佳世子が初めてあったとき
川田は愛人もいる、彼女もいるといい

そして
僕は知り合いしかとしないから、、、。

と言ったあの日
家族を奥様を大切にして下さいと佳世子は言った。

君はお金で解決したかも知れないけど
狂気じみた君に佳世子は狂ってしまったよ。

笑顔で優しい口調で気配りができる
君にみんな騙されている。
裏の顔があるということを

君の性欲によって傷ついた
佳世子の家族たちはみなバラバラだ。
佳世子は毎日、生きるか死ぬかの毎日を生きている。
君が風俗でも行っておけばよかったものの
まさか、太って
歳がいった佳世子はそんなことをされると思わなかった

あの日から時間は止まったままだ。
周りはよく
新しい道というけど
あんな言葉を聞かされた人間は立ち止まったままだ。

佳世子は笑顔で写っていた君の顔の裏顔を知っているから

君は他者の気持ちを考えられる人だ。
なのになぜ
あんなことを話したかな

そう、全て知っている
知らないフリしているだけ
佳世子はそう思いやるべきことをしなきゃと考えた



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?