【詩】　ボクのヤミ

ぼくはユメをみた
夢の中のぼくは飲めないお酒をのんでいる
でもゲンジツと同じで
お酒はのめないからか
ベッドで倒れて
息をハァハァしている
上手く呼吸ができないようだ
机には何本もの缶チューハイの空き缶がある

水をのみたい
みずをください
でも立てない
すがる思いで左手でベッドの端に腰掛けている
男の人のワイシャツのお腹付近のワイシャツを
つかんだ
デニムのパンツからの上はワイシャツ　
たすけてほしい
声がでない
男の人の目を
倒れているぼくは
頑張って目をあけてみたんだ
こちらをみている
鋭い目でこっちをみている

早く死んでくれという目でみている

ぼくは助けてくれないことがわかった　
ゆめの中
ゆめの中

はっ

夢から覚めた
頬やまくらはナミダでにじんている

ユメから覚めたトタンに母が一階からボクをよぶ
ぼくは一階にいく
どうしたのこわい顔して
母はいう
こわい夢を見た
いじめられたんだ

遠くて父が聞いていた
だれやいじめたやつ

ゆめでアル