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【小説】 壊れた自分から


佳世子はわけをはなした
なるほどね!

あのね
大学の時、君が彼を振ったから
社会人で成功した彼は見返す為に
やってきたんじゃない?

まぁ、おかしな話しだけど
まだ、引きずっているんだね?

いや、何があったかこわい所しか
覚えてないから
夜、寝れないなんていえないし•••。
昼寝なんかしたらこわい夢みるから
寝れないなんて
幼稚園児みたいなことも
いえないし
笑っていた

淳に振られた佳世子は
5年ぐらい引きずっていたけど
側にジョコがいたから
立ち直れた

1人で立ち直れるかな?
なんて考えながら日比谷公園を歩く
テニス帰りの大学生
懐かしいな
あれから四半世紀たっていて

心はずっと幼いままだ
顔も何故か同年代より若い
きっと社会生活をしてこなかったからかな

六本木でおもしろいとこあるけどくる?
そう彼は言った
行きたい!
好奇心からか、怖いことを忘れたいのか
わからないけど
その経営コンサルタントの人は言った

次回
罰則規約のない示談書より


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