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フランスでは、ちょっと良いランチがお薦め

海外在住メンバーの共同マガジン「VACILANDO」の新しいメンバーから、各国のランチの時間を知りたいというリクエストがあり、ランチ事情を書くことに。

国によって、地域によって、生活はとても違う。そこが興味深いです。

1.安くて美味しいランチはない
人件費の高さが反映して、ランチの値段も高めだ。
日本のコンビニ弁当はたった500円でバランスの良い、ある程度おいしいものが食べられるけれど、フランスでは、美味しくないサンドイッチでも1000円くらいすることも。フランスでランチの基本とされる飲み物とデザートをセットにすると、軽く1500円くらいは飛ぶ感覚。

外食はさらに高く、軽いカフェランチでも2000円以上。

安くすませるなら、バゲットを半分買って(どのパン屋でも、一番安いバゲットは半分で買える)、そこに自分でハムやチーズをはさむ。そして公園などで食べるのが正解。

節約のために、ランチを家から持参する人も多い。
冷凍のランチは比較的休めなので、職場で温める人もいる。

2.決まった時間にしか食べられない
値段の次の特色は時間帯。
ランチ時間が長い印象のフランスだけれど、観光客向けを除き、レストランの稼働時間は短い。
ファミレスに行けば一日中なにか食べられるという便利な環境ではないのだ。
レストランのランチは、12時から15時の間のみ。
12時前はお店は空いていても飲み物しか出さなかったり、14時過ぎると入店を断られることもある。

3.ちょっと良いランチがお薦め

高くて時間が限られているフランスのランチ。
では、いいところはないかというと、あるのですよ。
特別なときのちょっと良いランチは大満足。
6000~10000円くらいが目安。
フランス料理は、せっかくの旅行だからちょっと良いランチをというときに抜群の力を発揮する。シャンパーニュやワインを合わせる人も多い。

わたしなりのちょっと良いランチの基準があって、
1.家では作れない、美しい前菜が食べられること
2.価格が一人30~60€であること。
3.量が多すぎないこと。

フランスの野菜やお肉は野性味あふれ味わい濃く、抜群に美味しいのです。

一般的なコースである前菜、メイン、デザートに分けて、いくつか写真を載せておきます。

前菜例

ポタージュも前菜に多い。
白身魚のカルパッチョ。
春はぜひアスパラガスを。
外食ならでは。

メイン例:お肉ばかりになってしまった。

デザート例





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