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フランスのクリスマス②家族で楽しむのが正解

フランスのクリスマスは、日本のお盆と正月とクリスマスが一緒になったくらいの一年のメイン・イベントです。

家の中にも大きなクリスマス・ツリー

クリスマス・ツリーは、クリスマスの飾りであると同時に、お正月の飾りでもあります。11月後半になると、大型スーパーや園芸店、街角でももみの木が売られ始めます。

寒い季節の家の中を飾る大切な存在。

子供たちのためでもあるけれど、大人だけの家族もクリスマス・ツリーを飾ります。お祝いごとというだけでなく、寒くて暗くてじめじめした季節の中で暗くなりがちな心を支える役割もあるのでしょう。

家族中にプレゼントを用意

クリスマスは数世代、数家族が集まり祝うことも多いです。
子供達には、両親から、叔父叔母から、祖父母からプレゼントが贈られます。
大人同士もプレゼントし合います。12月になるとクリスマス・プレゼントとして見栄えのする箱入りのギフト・セットが店に並びます。
食べ物の詰め合わせや美容品(ボディクリーム・ハンドクリーム・入浴剤など)のギフトボックスが人気です。

夫の家族は、「子供たちにサンタがいるという嘘をつきたくない」という夫の母の意向で、25日の朝を待つ必要がないため、クリスマス・プレゼントは24日の晩に贈り合う習慣です。
家族で一番小さい子が配る係。毎年集まる家族によってその役割の人は変わるので、昨年は3歳の姪が、今年は夫がクリスマス・プレゼントを配る係でした。

クリスマスのごちそうはいろいろ

ごちそうはスモークサーモンや生ガキなどの魚介類だったり、チキンの丸焼きだったり、牛肉の煮込みだったりします。

ご馳走尽くしの数日間。

家族との思い出と、プレゼントと、ご馳走によって一年で1番日が短い時期をなんとか乗り越え、気持ちは新年に向かっていくのです。


note共同マガジン VACILANDO の企画記事 『どんなクリスマス?』
世界のクリスマスの様子もこちらからお楽しみください♪


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