小学3年生 佐賀県へ引っ越してきた。 父の実家(叔父さんの家)へ しばらく住まわせてもらった。 肩身の狭い日々が続いた。 父は、自力で職も探さず 家も見つけない。 私には【記憶がない】 母が出ていってから、どうやって転校して福岡県から佐賀県へ行ったのか? 覚えていない。 親戚一同で家族会議もあったそうだ。 「ヒカリちゃんは、女の子だから お母さんと一緒に住むのが良いんじゃない?」 私は首を横に振った。 大好きなお母さん、やっと会えたお母さん‥。 だけど私には
【小学2年生】母が家を出ていき、両親が離婚し 【小学3年生】1人で宗教に入る。父子家庭 【小学4年生】とつぜんアトピー性皮膚炎になる。 アトピーに苦しんだ。 環境はすこぶる悪い。父はヘビースモーカーだった 家は換気が悪く、風通しもない。 せまい家の中で副流煙を吸いまくった。 父に何度もお願いをした。私の前で吸わないで、換気扇の下で吸って。体に悪いからやめてほしい。と 一つも聞いてくれなかった。 もちろん空気清浄機なんてものはない。モクモクのタバコの煙の中、毎
赤ちゃんのころ、バンビのような妖精の夢を よく見ていた。フワフワと綺麗な森に住むバンビ。 起きたら もう一度 あの夢を見よう!とすると 続きが見れた。 フワフワのアッタカイ世界。かわいい生き物たち ずっとこのままでいれたらいいのに。 ーーー 赤ちゃんの頃、眠りから覚めると、母は眉間にシワをよせていた。怒鳴り散らかす毎日。 ごはんの時も怖い・・。おいしくない。 躾をしていたのだろうけど、母には気持ちの余裕がなく、父はまったく育児せずギャンブル三昧で、転勤族のた
「わたしはなぜ、生まれてきたのだろう?」 大きな病院でなければ 「私」は産まれてなかったらしい。 体から流れ出よう!出ようとしていた お腹の中の赤ちゃんを 母は子宮口を くぐり縫って 流産しないよう手術をした。 医者は『母体か赤ちゃんどちらを優先しますか?』 と言った。 父は「赤ちゃんは今回あきらめよう…。」と 母が赤ちゃんを産むことに反対した。 母には根拠のない自信があった。 《この子はぜったい大丈夫。産む》✨ 父は激怒し、「勝手にしろっっ!!」と言った。