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自分であることの証明 『あのときキスしておけば』(第2話視聴後)

飛行機事故に遭い、死んでしまった唯月巴(麻生久美子)の魂が乗り移った田中マサオ/オジ巴(井浦新)、しっかり巴のキャラを引き継いでいると思いました。

昨日『レンアイ漫画家』を見て、同じように覆面漫画家で実際の性別とは違う性のペンネームという設定なんだな、と思いましたが、本作の場合、その設定が存分に生かされて行くのではないでしょうか。
巴は死んじゃうし、乗り移り先は男だし。
ここから先、その辺りで「なるほどね」と思うような場面が出てくる予感がします。

巴は作品という揺るぎないアイデンティティがあったから、“死んだけど魂がおじさんに入った”なんていうシチュエーションを、熱狂的なファンである桃地のぞむ(松阪桃李)にわかってもらえました。

もしも自分がそうなったら、いったい自分は何によって自分であることを証明するだろうか。

なんていうことを考えたりするのもいいんじゃないでしょうか。

残念ながら、母親に「ママーーーーーー!!!」と叫んだところで追い出されるだけです。いかに愛し愛されてるママであっても。



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