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【日本ドラマ】2022年4月開始ドラマ、なに見る?

4月開始ドラマの情報が出揃ったようです。全部をチェックできたかどうか自信はないのですが、気になる作品をピックアップしてみます。

『元彼の遺言状』

新川帆立氏の同名小説が原作のリーガルミステリー。「このミステリーがすごい!」の大賞受賞作ということで期待が高まります。著者は受賞当時現役の弁護士だったそうですね。すごいな。

元彼の遺言状とは、綾瀬はるかさん演じる弁護士・剣持麗子の元カレが遺した「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」という奇妙なもので、その遺産を得るために犯人を仕立て上げる、という、弁護士業務とは逆のことをすることになる。なかなかおもしろそうです。

『インビジブル』

高橋一生さんが若干苦手と言いつつも、彼の出演作はおもしろいものが多いということに気づき、見逃せない感じになってきました。笑

刑事と犯罪コーディネーターの異色のバディということですが、犯罪コーディネーターってなに? そんな人がいるとして、なぜ警察に捕まらないのか、それどころか刑事と手を組むとは? 

ということで、フックはいい感じですね。まずは見てみないと、というところでしょうか。

悪女わる 〜働くのがカッコ悪いなんて誰が言った〜!?』

深見じゅん氏の同名まんがが原作。25年前に連載終了した作品が、今なお電子書籍で新しいファンを獲得しているそう。すごいですね。

そう、昔は「ウブな女の子がある世界の頂点に上り詰める」系のまんがが結構ありました。成り上がり系まんがというのかな。本作はその舞台が大手IT企業。先輩社員の峯岸(江口のりこ)が、ポンコツ新入社員の田中麻里鈴(今田美桜)のメンターとなり、出世させる話です。

25年前のことが古くならないというのは、それだけ女性の仕事環境に変化がないということ。実は嘆かわしいわけですが、それを再確認するためにも見てみたい。多少のアップデートはされているのでしょうけれど。舞台が原作の総合商社からIT企業に変えられているのもアップデートのひとつかもしれません。(現実では“ポンコツ”な人が、たとえコネでも大企業に採用されることってほぼないでしょう。今の日本の企業にそんな体力ない気がする)

『やんごとなき一族』

こちらも、こやまゆかり氏原作の現在連載中の同名まんがが原作。しかしあらすじを見ると、古くからある題材、「名家vs庶民」です。ただ、少しこれまでとは違うようですね。

江戸時代から続く名家に嫁いだ下町娘の奮闘が描かれるようですが、名家の息子深山健太(松下洸平)は、旧態依然とした自分の家を“普通の家にしたい”と思っていて、妻となった篠原佐都(土屋太鳳)が古い価値観と戦う、ということらしい。庶民が名家に嫁いで奮闘しながら馴染んでいく(さらに君臨する、までいくこともある)というありがちなパターンでない、新しいものが見られるのかも知れません。古い体質を変えて行く、というのは企業物では結構あったのかもしれませんが。
若干、韓国ドラマの財閥ものの香りがするものの、韓国ドラマにはない内容になりそうではあります。

『不幸くんはキスするしかない!』

露がも子氏の同名まんがが原作のBLラブコメ
BLラブコメ、って同語反復ですかね。BLコメディというのかな。
不幸体質の福原幸多(曽田陵介)が幸運体質の篠宮直哉(佐藤友祐)と大学で出会い、勘違いから付き合うことになる、という、気軽に見られるライトなコメディのようです。
不幸体質、というと2021年10月期の『アンラッキーガール!』を思い出します。不幸部分にかなりイライラしてして挫折しながらも、思い直して一通り見ました。笑 本作はあまりイライラしないで済むといいのですが。

『寂しい丘で狩りをする』

辻原登氏の同名小説が原作のサスペンスドラマ
心に傷を持つ二人の女性が「狩られる側から狩る側に」なる話。どういうことでしょうね。復讐ものでしょうか。

YouTubeで第1話が先行配信されています。

毎クール何らかのドラマ(時には複数)に出演している竹財輝之助さんと丸山智紀さんが本作では悪い奴らとして登場するようです。

『汝の名』

松本清張賞受賞作家、明野照葉氏の同名小説が原作
姉妹の、女vs女ホラーということで、ドロドロ系なのでしょうか。

こちらもYouTubeで先行配信されてますね。


『明日、私は誰かのカノジョ』

をのひなお氏の同名まんがが原作のヒューマン(?)ドラマ
タイプの異なる5人の女性に、レンタル彼女、パパ活、整形、ホスト、などの題材を絡めつつ、現代女性のリアルな姿を描く、みたいな感じになるのかな。
原作はかなり人気があるようです。

『クロステイルー探偵教室ー』

突然失踪した父親を捜すため探偵学校に入学した飛田匡(鈴鹿央士)をはじめ“探偵の卵”たちの成長が描かれるようです。

エピソードに間違いなく不倫ものが入ってくると思います。作品全体を通して不倫そのものが描かれるわけではないので、必須とまでは行かないかもですが、探偵好きなのでたぶん見ます。

ここのところ出演作が引きも切らない板尾創路さんが出演してます。
あと、探偵学校の校長らしき人がなぜか高田延彦さんですね。

* * *

というわけで、今期はとりあえず9作品を挙げて見ました。
そのうちオリジナルは2作品だけ。
あいかわらずまんが原作が多くて4作品。
そして今期は小説原作も多くて3作品です。
不倫がメインテーマの作品がない。見落としてるかな…

私は全てTVerで見るので、ゴールデンタイムとか深夜とか、作品のテレビ局における“格”みたいなものは関係なく選んでいます。

今期は、いわゆるストレートなラブコメは『不幸くんはキスするしかない』しか入りませんでした。どうも食指が動かないんですよね。なんでしょうね。どうせカップルになるでしょ、それまでのあれこれってもうめんどくさいのよ、って思っちゃってるフシがある。笑 ドラマとしてはむしろそこから先の方がおもしろいというか。関係が終わりに向かって行くところとか。
映画になっちゃいますが、『ブルーバレンタイン』(2010)は、関係の初めから終わりまでを描いていて傑作です。こういうの、ドラマではあまりないのかな。

あと学園ものもなし。自分が学生だった頃からほとんど見たことないです。

ここに挙げていなくても、チラ見しておもしろかったら見ることになっちゃう作品もあるかもしれません。

さて、どれを完走することになるでしょうか。

それではみなさま、よいご視聴を。

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