魅せるからだの使い方。「効率的な動き = 美しい動き」ではない。
今回は、「魅せるからだの使い方」についてお話します。
効率的な動きが必ずしも美しい動きになるとは限りません。
古武術を使った練習
ダンスのレッスンに古武術を取り入れて練習することがありました。
・横になってゴロゴロ転がるときの動き。
・横になった状態から立ち上がるまでの動き。
コンテンポラリーダンスでは、ダンスの途中で地面に横たわることもあります。
立ち上がるときに、「よっこらしょ」ってゆっくりひざをついて立ち上がると格好悪いです。
なので、立ち上がる為だけの練習をすることもよくありました。
古武術では、からだの動きから無駄を省き、スムーズに動くことを目的としています。
「なるほど。だったら古武術を勉強してダンスにどんどん取り入れよう!」
と初めは思いました。
でもそれは間違い。
なんでもかんでも古武術の動きを真似すれば良いつてわけではありません。
目的の違い
武術では、効率的に動くことを目的としています。
でもダンスは違います。
ダンスの目的は、伝えることです。
効率的な動きが、美しく伝わりやすいとは限りません。
ひねる動き
例えば、ダンスでは美しく魅せる為に、身体をひねります。
でも同じ動作を長距離ランナーがやったらどうなるでしょう。
身体をひねりながら走ると、めっちゃ疲れます(笑)
効率的に走る必要がある長距離ランナーは、なるべく身体をひねらないように走ります。
ひねる動きって美しく見えるけど、効率が悪い動きでもあるんです。
今自分が何を目的にしているのか。
美しく魅せるのか、省エネ効率的に動く必要があるのか
目的に応じて、身体も使い分けてみましょう!
今回はここまで!
ありがとうございました!
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