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サイダーランド・イン・カナダ Vo.7

2023年5月8日から1週間カナダ東部にサイダリー訪問とサイダー事情を探りに行ってきましたので、その様子を旅行記の形でご紹介しています。
Vol.1こちら、Vol.2こちら 、Vo.3こちら、Vo.4こちら、Vo.5こちら、Vo.6こちらからご覧下さい。

今回は非常に短い滞在で2都市を回るという過酷なスケジュールでしたので、早々とトロントを後にして、モントリオールに向かいました。
実は着いてから、とある生産者のところを訪問したのですが、これは別の機会にnoteに書きたいと思います。

モントリオールでも事前に行きたい店はチェックしていたのですが、訪問先の生産者にモントリオールで行くべきサイダーバーを紹介してほしいと聞いて、訪れたのがLe Darling(ル・ダーリン)。
朝トロントを発ち生産者訪問した後で、若干静かなお店でゆっくりするのがよかったのですが、なんと若者のための非常ににぎやかなバーでした。

外にたくさんのテーブルが出ていて、音楽も流れる中、お客さん達の話し声も相まって、カオス状態。1人で行っても飽きなくてよかった。
アートなエリアを盛り上けている天井はムーラン・ルージュ感を醸しだしています。

この日、実はランチを食べ逃したので、美味しい夕飯を楽しみにしていたのですが、運ばれていくお料理の量がどう見ても一人では…という感じだったので、軽く前菜を頼みつつ、サイダーを頼むことにしました。

ドリンクメニューよりドラフトサイダーのリスト

最近はどこもQRコードで注文するお店が増えましたね。こちらもメニュー自体をQRコードで読み取るスタイルで、注文はギャルソンにするフランスのカフェのような感じでした。さすがフランス語が公用語のケベックです。

メニューからとりあえずパイントでと頼んだシドルリー・ミルトンと牡蠣3貫

こちらもサイダーを売りにしているだけあり、6種類もドラフトサイダーがあり、サイダーの人気が見て取れました。
昼に相当試飲したのにもかかわらず、お店に来ると飲むモードになってしまい、パイントでスタート。
Cidrerie Milton(シドルリー・ミルトン)の CID SECです。
シドルリー・ミルトンは、1927年サント=セシル=ド=ミルトンにて創業の老舗サイダリーのうちの1軒。現在は4代目のマルク=アントワーヌ・ラ二エ氏がアーティザンスタイルにてシードルを生み出しています。CID ORIGINALはスタンダードのシードルで、マッキントッシュとスパルタンを使用した、甘みも感じつつ、やや辛口のすっきりとした味わい。
生ガキのヴィネガーもサイダーヴィネガーでしたので、相性はよかったんですが、1口サイズゆえすぐ食べ終わってしまったので、もっと頼めばよかったです。

牛のたたきは赤毛のアンでも有名なアヴォンリー産のチェダーがたっぷりかかってました。
サイダーは店員が絶対飲むべしの一押しでシドルリー・シュマン・デ・セット。

少しでもおなかにたまるものがいいなと思い、次に頼んだのが牛のたたきで、たっぷりとかかったチェダーチーズに合わせるにはどのシードルがいいかとギャルソンヌに聞いたところ、Cidrerie Chemin des Sept (シドルリー・シュマン・デ・セット)をお勧めいただきました。
2016年に情熱ある2人が2haの小さな畑からスタートした新進気鋭のサイダリーで2018年より畑をビオロジックに転換。
このトゥルボ・ペシェ2021は、ケベック州サン・ジェロームにあるブリューパブ(ブリュワリーでパブを経営)、デュー・デュ・シエルの元バーボン樽にて数種類をアッサンブラージュ後、発酵して造った辛口サイダー。
結構パンチが利いてるタイプで、牛のたたきにも耐えられる強さがあり、いい食べ合わせになりました。

締めは炭水化物が欲しくて、エビマヨサンド。あふれんばかりの小エビにボロボロこぼしながら食べました。なぜかまたミルトンをパイントで飲み直す荒業。

店内の喧騒を心地よいBGMにして、飲み続けようと思ったのですが、後ろでお誕生会が始まってしまい、とんでもない賑わいになったので、長居は無用だろうとお会計を頼み、ホテルへと戻りました。
10/05/23
Vol.8に続く
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