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サイダーランド・イン・カナダ Vo.6

2023年5月8日から1週間カナダ東部にサイダリー訪問とサイダー事情を探りに行ってきましたので、その様子を旅行記の形でご紹介しています。
Vol.1こちら、Vol.2こちら 、Vo.3こちら、Vo.4こちら、Vo.5こちらからご覧下さい。

今回このお店に来ることをトロントのハイライトの1つに考えていたので、1人興奮気味でしたが、ビール専門のドリンクアッパーズの真室さんにおすすめを聞かれて、ふと我に返りました。
ビール業界の方なので、ビールスタイルを取り込んでいるサイダーを楽しんでいただくのがいいのではと思っていたところ、メニューを見たらもちろんあったので、こちらを試していただきました。

ウーグのサイダーはサイダーとビールの幸せな架け橋という呼び名を持つ。

私が輸入するシドルリー・ミシェル・ジョドワンと同じケベック州ルージュモンにあるサイダリー、Domaine de Lavoie(ドメーヌ・ド・ラヴォア)。
ケベック州ガスペ半島出身のエステルとフランシス・ラヴォア夫妻が1983年にルージュモンに移住し、リンゴ農園を開始。2008年より息子のフランシス=ウーグが加わり、家族経営を強固なものにし、現在は25haの畑にてリンゴと洋梨を栽培。このポム・エ・ウブロンは白ビールを意識して造られており、マッキントッシュとコートランドにホップを使用し、ミントなどのハーブの青いニュアンスが感じられる非常に爽やかなクラフトサイダー。
実はこの日かなり暖かい日だったので、ちょうどピッタリなタイプのサイダーでした。

Wagyu の牛肉使用したハンバーガー。分けやすいようにと5人分にしてくださった。
もうWagyuブランド大人気ですね!
なぜか食べ足りないと最後におすすめで頼んだハルミチーズ。上に載っている魚がおっとっとにしか見えないと皆で笑う。食感が非常に印象的でした。
ここはボトルショップも兼ねており、日本から来た業者の旨を告げると快くセラーを見せてくださいました。間違いなくトロントNO.1サイダーショップ!

ところで、今回の旅で生涯忘れられない人物に出会いました。この店の店員で我々のテーブルを担当して下さったジェスさん。

最高のホスピタリティー店員ジェスさんといると笑顔以外の表情の存在を忘れさせてくれます。

このジェスさんですが、本人には聞いてないけど、たぶんいうまでもなくこの店の名物店員に違いないでしょう。
とにかくスーパーポジティブで、こんな受け答えのサービスをする人は見たことないレベルで皆で物まねしたほど。注文や尋ねるたびに、Awesome, Gorgeous, Fantastic(どれも最高の意味)で返答してくる。またその言い方が最高に可愛い!彼女が人気にならないはずがない!
皮肉交じりで控えめ表現のイギリスに慣れている私は、最初本当に面喰いましたが、これも寒いトロントが生み出すメンタル面での健康の秘訣なのかもしれないと思いました。
こんなサービスを受けられるなら、毎日でも通っちゃいそうなとにもかくにも素敵なお店でありました。

あまりにジェスのサービスとサイダーのセレクションがすごくて最高と言ったら、最後にウェスト・アヴェニュー・サイダー(サイダーランド・イン・カナダVo.3参照)のメープルシロップを使用した甘口サイダーのファイアークラッカーをご馳走してくださいました。ごちそうさまでした!

09/05/23

Vol.7に続く
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©2023Marie Tanaka
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